2010-06-14 16:31:58
流れ星となって逝った、はやぶさ
カテゴリタグ:
銀河
桜が
美しいと感じる
心の源は
満開に
咲き乱れている時よりも
自らの
使命を終えて
誰に告げるでもなく
陰ながら
ひそかに
ひらひらと
散っていく姿の中にこそあり
日本人は
そこに
美意識を
感じることができる
そしてそれは
世界でも類を見ない
民族的な
高い美意識を持っている
証でもある
赤穂の
誇り高き
侍たちも
大きな仕事を
やりとげた後の
悲しくも
潔い
散り際が
余りにも
立派だったがゆえに
その後
何百年も
彼らの偉業は
讃えられていった
日本人を考える上で
この自己犠牲の
精神を避けては
考えられないことだけは
歴史が証明している
そして
今宵また一つ
日本人の心に
ぐぅっと
訴える出来事があった
もはや
微かに
動いているだけで
やっとの動力にも関わらず
小惑星探査機【はやぶさ】が
7年ぶりに
この故郷の
母星に帰ってきたのだ
それも
歴史的な偉業という
大きなのミッションを
成し遂げた上に
はやぶさは
大気圏突入の直前に
最後の力を振り絞り
自らの母星の画像を
送ってきた
その送信中
はやぶさは
地球の裏側に入ったため
地球の画像は
かすんだものになったが
それは
まるで
はやぶさの瞳が
涙で
にじんでいるようにも見えた
その後
はやぶさは
カプセルを放出し
大気圏に突入し
バラバラになりながら
一筋の光の柱となって
流れ星となって逝った
はやぶさは
また
大きな
母なる銀河に
包まれるように
抱かれるように
帰っていったのだ
カプセルの中に
土が入っていようが
いないかは
問題の本質ではない
はやぶさは
ボロボロになりながらも
やることを
やったのだ
そのことが
一番大切なことだ
はやぶさには
一点の未練も
ないだろう
結果よりも
その精神の方が
人類にとって
尊い教えに
なるのではないだろうか
そして
それこそが
はやぶさが
最期のミッションとして
人類に
伝えたかったことでは
ないだろうか
今宵
大きな
大きな銀河の
どこかで
小さな
小さな星が
ポツンと
生まれた
その星は
いつまでも
いつまでも
この母星を
見守ってくれているのでは
ないだろうか・・・・・
