1/1

でっかいでっかい太陽

どっかのくねくねした道を
大切な何かを求めて
一生懸命
走りつづけている人
でっかい
でっかい
でっかい
太陽は見えましたか
求めている何かが
見えないまま
うつむいている人
やさしい
やさしい
やさしい
光に包まれましたか

あなたが
走ってきた距離の分
でっかい希望が
どんどん
どんどん
どんどん
近づいてきています

あなたが
走ってきた距離は
一寸も無駄じゃなかったことが
あのでっかい
でっかい
でっかい
でっかい
でっかい
でっかい太陽がいつか
しっかりと証明して
くれるでしょう

今は動けなくても
やさしい光は
いつまでも
あなたを
ほっかりと
包み込んでくれるでしょう

 

 

1/2

届かない星

色々あるけれど
君のその
優しい微笑みだけで
いいんじゃないかなぁ
君のその
微笑みだけで
きっと誰かが
ほっかりした
あたたかい気持ちに
なっているんじゃないかなぁ
そんなことを
母の広くて深い海のような
微笑みが語っている
ような気がした

僕は微笑んでいたい
できれば
いつでも優しく
微笑んでいたい
そんな詩をいつの日か書きたい
草や花や木や月の声が
聞こえなくなるまで
一生懸命書きたい
みんなが元気になるような
詩を書きつづけたい

お母さん
元気ですか
今日はあなたが僕を
生んでくれた日です
愛や
優しさや
思いやりの
贈り物をくれた日です
僕は感謝しても
感謝しても
しきれない春です

夜空を見上げれば
今でも心が一緒になれます
すぅーと目を閉じれば
大きな銀河の
いっこの星になっても
微笑んでいる
お母さんの姿が 目に浮かびます
僕の月には
もう一片の涙も
懸かっていません

微笑み星
あなたの息子は
元気です
さぁ一緒に踊りましょう

微笑み星の
息子としての誇りを胸に
前に進んで行きたい

微笑み星に
いつの日かまた
逢えると信じて
前に進んで行きたい

だから
微笑み星は
僕の誇り星
かわいい
かわいい
可憐な星
僕が守ってあげるから
心配しなくていいんだよ

微笑み星は
銀河の空で
いっとう
いっとう
光り輝く
僕の一番星

僕の心の
銀河の中でも
いっとう
いっとう
光り輝く
僕の一番星

手が届きそうで
届かない
光り輝く
僕の一等星

 

             酒井義明

 

 

 

 

1/3

晴れると信じたあの頃

晴れの日
ばかりじゃないけれど
そっと隣人に
傘を差しだしたい
いつか虹が出ると信じて
そっと隣人に
大きな大きな葉っぱを
差しだしたい

雨がやんで
虹がでて
水たまりで
ちゃぴちゃぴ遊んで
ツツジの甘い所を
チュッチュッ
チュッチュッすすって
虹のスベリ台を
すぅーすぅー滑って
雨の日を一緒に
笑い飛ばそうじゃないか
わっはっはっは
わっはっはっは
お腹かかえて
涙が出るほど
笑い飛ばそうじゃないか

悲しみなんか
あのふくろう山まで
ふぅーと
吹き飛ばそうじゃないか
たんぽぽの種みたいに
ふぅーと
吹き飛ばそうじゃないか

君ならできるよ
君ならできるよ
だって僕らは
太陽の子じゃないか

でっかい太陽が
やさしい太陽が
希望の太陽が
いつでも
君の背中を押しつづけて
くれているじゃないか
背中が暖かいでしょ

君の心には
大きな
大きな
両手いっぱいでも
抱えきれないほど
大きな贈り物を
太陽からもらって
いるじゃないか

だって
僕らは
太陽の子

いつでも
どこでも
太陽の子

 

 

1/3

咲けない花

夢を咲かせようとしている人
元気かい
言葉を書くエッグの人
元気かい
絵を描くエッグの人
元気かい
音楽を奏でるエッグの人
元気かい
演じるエッグの人
元気かい
一生懸命バイトをしながら
夢を絶対に諦めない人
元気かい
みんな
みんな
上を向いているかい

いっつも
悩もうじゃないか
いっぱい
悩もうじゃないか
年がら年中
悩もうじゃないか

どうせ正解なんか
ないんだから
解答用紙なんか
紙飛行機にして
窓の外にぶぅーんと飛ばしちゃえ

もしも正解があるとすれば
君の心のまま
そのまま
素直に表現することだけだよ
机の上に立とうよ
世界はこんなにも広いんだよ

それでいつかみんなで
夢の世界でパーティーしようよ
ふあふあして
ほっかりしている
夢の世界で乾杯しようよ
互いの努力をねぎらって
孤独だった心をいやしてあげて
心を甘やかせてあげて
ほめあって
照れくさいけど
肩なんか組んだりして
みんなで歌をうたおうよ

表現する人の
心は健康なんだよ
だって喜怒哀楽を
実生活で爆発する前に
作品で表現できるじゃないか

そのままでいいよ
そのままでいいよ
君のやってきたことは
一oも間違えじゃないよ
君だけが孤独じゃないよ
夢咲かせようとしている人は
みんな孤独だよ
だから頑張ろうよ
いつでも僕は君の味方だよ

いっぱい
いっぱい
夢いっぱい
咲かせようよ
それでみんなで
パーティーしようよ

 

 

1/4

烏のかぁ

かぁ
かぁ
かぁ
烏の中にも
半端じゃなく
歌がうまい奴がいるんだなぁ

かぁ
かぁ
かぁ
なにを歌っているのかなぁ
恋の歌かなぁ
腹でもへったのかなぁ

かぁ
かぁ
かぁ
一人で
淋しいのかなぁ

いつの間にか
夕日が
沈んでいた

 

1/4

焼きいもの手

大きな焼きいも食べたいなぁ
二つに割ったら
ふわぁっと
たくさん湯気が出て
ほくほくして
すぐには食べれないような
あつあつの
焼きいも食べたいなぁ

おじさん
焼きいもちょうだい
大きな
焼きいもちょうだい
取り出してくれた
おじさんの手は
まっ黒けだった

一生懸命働いて
まっ黒けになった
おじさんの手が
なんだか
光って見えた

 

 

1/4
素晴らしい日々

楽しい休日が
終わると
なんだか
ホロリな気分になる

笑いすぎると
涙がでてくる

道を
歩きつづけることって
そんなに
哀しいことなの

じゃ僕たちは
なんのために
歌をうたうの

じゃ僕たちは
なんのために
愛し合うの

天は
答えてくれなかった

パーティーの後の
気の抜けたビールだけが
僕を笑っていた

 

 

1/4

きれいすぎる花

造花よ
あなたはどうして
枯れることができないの
造花よ
あなたはいつまで
笑っているの
疲れるだろうな
辛い時もあるだろうな

でもあなたは偉いな
一所懸命頑張って
咲いているもんな
どんな時も
みんなをいやそうと
咲いているもんな
あなたの努力は
ちゃんとわかっているからね

僕は造花に
お水をあげた
いのちのお水を
いっぱい
いっぱいあげた

なんだか
造花が
きれいになった

なんだか
造花が
微笑んでいるように
見えた

 

 

 

1/5

ソの音がでないピアノ

望みが叶わなくて
メールの中で
下を向いて
小さくなって
逃げ出しようにも
道なんかわかんなくて
メールの霧の中を
漂っている
言葉を
救ってあげたい

アルルのひまわり畑の
ひまわりのように
陽気に笑っているけど
ふられるとは
予想もしなかった

ふられても
ふられても
笑い続けている
情けねぇ俺を
救ってあげたい

いいんだよ
いいんだよ
もういいんだよ
まったく
いつもこれだよ

悲しい
ピエロよ
ママの所に
早く帰っておいでよ

 

 

1/5

暗い部屋の僕

何日も前から
俺の部屋の蛍光灯が
チッカチカ
だけど 一回消して
またカチッとやれば
いつでもピカッと
パリの灯
気分はいつでも
リンドバーグ
俺の好物
ハンバーグ

だけど今夜のあいつは
チッカチカ
何回やっても
チッカチカ
ごきげん斜めか
チッカチカ

おぃどうした
お前はまだ
光り輝くことができる蛍光灯だろ
切れるにゃあまだ早いだろ
お前はあんなにも
光り輝いていたじゃねぇか
100万$の夜景だったじゃねぇか
ゴージャスだったじゃねぇか
俺は痩せっぽっちになってしまった
青白い蛍光灯を
精一杯おだててやった

何回も
カチカチやったが
最後にパッと
あばよっと光って
いっちまった

俺はまだ
光る前に
切れるわけにゃいかねぇと
暗い部屋で考えていたら
つまずいた

 

 

1/5

仲直り

ごめんね

その言葉だけで
ありがとう

 

 

1/5

12号室の祈り

どんな病気だって
今を
生きる人は
病人じゃないと
信じたい

明日を
信じる人は
病人じゃないと
信じたい

希望を
信じる人は
病人じゃないと
信じたい

僕は
どんな病気の人も
抱きしめて
あげたい

孤独な心を
抱きしめて
あげたい

 

 

 

1/5

丼の自分

牛丼屋の丼が
盆の上にのって
やってきた

丼がやけに
窮屈そうに
見えた

僕は丼を
盆の上から
カウンターの上に
づらした

なんだか
小さな丼が
ふぅーと
大きな深呼吸を
しているように見えた

 

 

1/6


お母さん
元気ですか

僕は
元気です

いつの間にか
夕暮れの空を
見上げていた

 

 

1/6

やさしい島

みんなの意見を聞いて
自分も成長していきたい
みんなと仲良く
暮らしていきたい
だってこの国は
和の國だもの

ゆさしくて
平和的で
思いやりがある人たちが
たくさん
たくさん住んでいる
和の國だもの

美しい自然や
美しい言葉たちに
守られている
美しい國

その美しい国では
毎日90人以上の命が
自ら無くなっています

 

 

1/6

飛べない竹とんぼ

みんな同じ人間だけど
一人一人
違う人間だから
比べることなんか
できないんだよ
比べることなんか
意味ないよ

でも世の中は
カラカラ
カラカラ風車
どっちの風車が
大きいかなんて
比べあって
カラカラ
カラカラ
回っている

冷たい北風が
ぴゅーとやって来て
悲しい音を立てながら
カラカラ
カラカラ
回っている

いつかは
その風車に
風が吹かないことを
祈って
竹とんぼを
飛ばしたい

自由な
広い空
いっぱいに
飛ばしたい

いつか
僕の
竹とんぼを
飛ばしたい

 

 

1/6

忘れてしまった希望

赤ちゃんを
抱っこしてあげたい
希望を
思いっきり
抱っこしてあげたい
くちゃ
くちゃに
ほほなんか
こすりつけちゃって
いっぱい
いっぱい
愛情をあげたい

僕らだって
かつての赤ちゃん
身体は
大きくなったけど
みんなには
大きな
大きな
大きな希望があるんだ
なんにも
変わってないんだ

たかい
たかい
してもらった
まんまの
希望があるんだ

 

 

1/7

もう書けない詩

12月30日の詩と
1月2日の詩は
僕の詩に
なってしまった

でも
もう
書きたくない

できれば
星になって
ほしい

 

 

1/7

明けの陽炎

携帯を一つ
変えるたびに
僕たちは何かを
捨てていくのだろうか

思い出か
記憶か
はたまた
思い出したくない
出来事か

記憶の固まりは
しゃぼん玉のように
無意識の天まで飛んでいき
いつの日か
控えめな月を見た夜に
思い出すのだろうか

記憶の霧を
今もさまよっている
陽炎よ
明けの明星と一緒に
昇天してほしい

悔いなど
残さず
昇天してほしい

 

 

1/7

孤独な音符

ドレミファ ラシド
ドレミファ ラシド
僕のピアノは
ソの音がでない

そんな僕に
君はソの音を
気づかせてくれた
ソの音の
素晴らしさを
聞かせてくれた
その瞬間僕の空は広がり
自分は今まで何て狭い世界で
叫んでいたんだと気が付いた

ありがとう

君との二重奏は
もうできないけど
僕はいつまでも
ピアノを
弾きたい

いつの日か
誰かに
ソの音の素晴らしさが
聞こえるように
弾きたい

 

 

 

1/7

わからない

悲しみだけが
詩なら
そんな詩は
書きたくない

悲しみだけが
人生なら
そんな人生は
送りたくない

・・・・・・・

・・・・・

もう
言葉が
でてこない

 

 

1/8

大吉まで引け

みんなおみくじはどうだった
中吉だった人も
吉だった人も
凶だった人も
大凶だった人も

大吉まで引け
大吉まで引け
大吉まで引け
大吉のないおみくじなんて
肉の入ってない牛丼だ
生きてるかぎり
おいしいおみくじ
一粒残さず食べようよ
お母さんお代わりって
元気に茶碗を差し出すぐらい
もりもり
もりもり
食べようよ
おぼっちゃまも
お嬢さまも
父ちゃんも
母ちゃんも
爺っちゃんも
婆っちゃんも
ポチも
タマも
タマちゃんも
みんな
引けるさ

大吉まで引け

            酒井義明

 

 

 

1/8

生きろ

これは詩ではありません
私の闘いです。

女にふられて、あぁあの時こうすればよかったと
後悔し、よしまた違う女でやり直そうと思い
やり直すことはできますが、命ではそういう訳に
はいきません。
この国では毎日90人以上の人が自殺しています。
年間3万人以上の自殺者が何年も続いています。
ひとクラス30人の学校だと、毎日3つのクラス
がこの世から消えて逝ってます。
その多くの人が、50代の働き盛りのお父さんや
中小企業の経営者のお父さん達です。
中小企業の経営者のお父さんが自殺する根本は
なにも経営者のお父さんが精神的に弱いのはなく
この国の連帯補償制度、個人補償制度で
家も財産も土地も家族も親戚も友人も心も
みんなみんな一切合切持っていかれて
づたづたに家族は引き裂かれて
後は自殺して借金を保険金で支払うか
夜逃げをして暮らすかの二つの道しかないように
してしまっている国の政策の決定的な失敗の結果
です、経済大国でこのような政策の国は一国も
ありません。

人間は一つのことならなんとか、立ち向かえます。
しかしそれが二つ重なると、責任感が強い人ほど
悲しいことに、心が折れてしまいます。
うつとリストラ
うつと病気
うつと倒産
うつと経済苦
うつの時でなければ、また仕事を探す気力と
体力で立ち向かえますが、たまたまうつの時には
もう二度と就職できないのではないかと
絶望的や悲観的な方に思考が傾いてしまいます。
自殺にはうつ病対策が決定的な効果をあげること
が既に先進国で立証済みです。
この国にはうつ病対策という概念が根本的に
欠落しています。だからどうか個人や家族や
回りの人達が心の支えとなって下さい。

自殺者の心理はこうです。
死ねば楽になると考えて、毎日死ぬことだけを
考えるようになります。そして悩んで悩んで悩ん
である時、腹をくくる瞬間があります。
回りで心配していた人は悩んでいた人が前向きな心になったと錯覚し安心します。
前向きになったのではなく
覚悟を決めて楽になっただけなのです。
その後、後戻りができない悲劇がやってきます。
自殺を決意するまで人は何度も何度もサインを
出します。回りの人達はまさかと思わずに
どうか静かな叫びに耳を傾けて下さい。

ホームを一歩踏み出した瞬間
ビルの屋上から一歩踏み出した瞬間
ロープに首を架けた瞬間
全ての人が絶対に「生きたい」と
熱望し後悔します。
私はそういう人を見てきてます。

私は宗教も信じません
政治も信じません
人身事故で電車が止まっても
自分じゃなくてよかったと思う無関心と
私は闘っていきたい
臭い物には蓋をするというきれい過ぎる村社会と
私は闘っていきたい

生きろ
生きろ
生きろ

大吉まで引け
大吉まで引け
大吉まで引け

 

                 酒井義明

 

 

1/8

陽炎のごとく

余命なんて言葉
陽炎のごとく
消えてなくなれ

命は
余るものではなく
精一杯
輝きつづけようと
しているんだ

 

 

1/9

富士山

あぁ
今日の富士山は
なんて
きれいなんだ

 

 

 

1/10

順調なる遅れ

ぼくの夢は
順調に遅れています

それでも
自分らしく
淡々と
磨いていきたい

 

 

1/10

あめ玉

ほむぺを
作ってくれたから
友達に
あめ玉一個あげる
右手と
左手
どっちがいい

・・・・

じゃぁ
二つあげる

 

 

1/10

いいなぁ

あぁ
今日は天気が
いいなぁ

気持ち
いいなぁ

布団も
ニコニコ
笑ってらぁ

 

 

 

1/11

晴れ

太陽が
いってた

明日も
晴れだって

 

 

1/11

大吉まで引け

月曜日からまた会社で
苦しい日々が
待っている人も
大吉まで引け
学校でいじめられている人も
大吉まで引け
借金をつくってしまった人も
大吉まで引け
夢を絶対に
諦められない人も
大吉まで引け
毎日頑張っていて壁に
ぶつかってしまった人も
大吉まで引け
心が森に
迷い込んでしまった人も
大吉まで引け

大吉まで引け
大吉まで引け
大吉まで引け
絶対に大吉まで
引けるんだから
そのために
あなたは生きているんだから
生まれてきたんだから
大吉まで引け
大吉を引く資格がない人なんて
この世に一人も
いないんだから
大吉まで引け

明日を信じるあなた
大吉まで引け

希望を信じるあなた
大吉まで引け

            酒井義明

 

 

1/11

大吉まで引け

初詣が大凶でも
大吉まで引け

会社ずる休みして
海まで行っても
大吉まで引け

自分は他人と違うと
悩んでいるなら
大吉まで引け

始めよければ全て良し
なんてことわざはない
大吉まで引け

諦めたくても
どうしても
諦められない夢なら
大吉まで引け

諦める方が
大変な夢なら
大吉まで引け

涙を流したt分
大吉まで引け

あいつにだけは
負けたくなければ
大吉まで引け

男なら
勝負する時が来る
大吉まで引け

 

           酒井義明

 

 

1/11

海から大吉

愛するお父さんが
出稼ぎに行くのを
離島の桟橋から見送って
船に向かって
バイバイ
バイバイして
勢い余って海に
どっぽんしちゃって

海の中から
泣きながら
バイバイしても
大吉まで引け

 

 

1/11

吉まで引け

どんな病気になっても
今を生きる人は
病人じゃないと
信じたい
今の中にこそ
大吉があると
信じたい

まずは
吉まで引け

 

 

1/14

足音とんとん

とんとんとん
とんとんとん
幸せさんの足音
とんとん

幸せさんが
逃げないように
一歩前に出て
シャルウィーダンス?

 

 

1/14


敷居は低く
姿勢も低く
海はなんでも受け入れて
自由にざぶざぶ
きままにざぶざぶ
みんないつでも
遊びにざぶざぶ

 

 

1/15

とんつく山の大将

とんつく
とんつく
とんとんとん
お山のいかつい大将が
山んば恐いと
とんとんとん

 

 

1/15

空っぽ

ポケット空っぽに
なっちゃった
わっはっはっは
わっはっはっは(笑)

でも自分が
あぁ〜幸せだなぁ〜
と思えれば
あぁ〜幸せだなぁ〜

 

 

1/16

今は日照りでも

今は日照りでも
今は寒い日でも
秋にはたんまりしたお米が
風に揺られて
キラキラ
キラキラ
光っている畑の風景が
私には見える
秋の太陽のやさしい光に光って
キラキラ笑ってる
お米たちが私には見える

そのお米を家族みんなで
囲炉裏を囲んで
食べている団らんが
私には見える

お母さんが炊いてくれたお米は
ピカピカに光っていて
とってもおいしくて
おいしくて
おいしくて
ご飯だけでも何杯もおかわりできて
家族みんなが
疲れた顔も忘れて
にこにこ
にこにこ
笑っている白い歯が
私には見える

そんな秋のごほうびが
私には見える

         

               酒井義明

 

 

1/17

暗い工場

目を閉じれば
お父さんが
黙々と働いている
背中が僕には見える

何にも言わなくても
家族のために
働いてくれている
背中が僕には
はっきりと見える

薄暗い工場の中
太陽の光は
一本の柱となって
すぅーと
ほこりまみれの室内を
やさしく照らしてくれて
お父さんがゆっくりと
顔をあげている
そんな光景が僕には見える

子供たちのことを
思い出して
また働いて
お母さんのことを
思い出して
また働いて
まじめに
一生懸命働いてくれている
お父さんの背中が
僕にははっきりと見える

ありがとう
お父さん

ありがとう
お父さん

              酒井義明

 

 

1/20

死ぬな

死んでどうすんだよ!

 

1/21

暗い部屋

僕たちは
みんな
明るい光の方向に
導かれるように
生まれてきた
暗い部屋から
明るくて
楽しそうな笑い声が
聞こえてくる方向に
行きたくて
生きたくて
生まれてきた

また逢えて
ありがとう

また逢えると
想ってたよ

 

1/22

555
 

ブルーなら
突っ込むぐらいに突き進め
イエローでも
迷うことなく突き進め
レッドでも
よく見て突き進め

目の前の信号が
レッドでも
その先の信号が
希望色にキラキラと
光り輝く
ブルーだった

俺は今まで進んで来た道が
間違えじゃないと確信した
だから床からアクセルが
突き抜けるほど
アクセル全開踏み込んだ
このままでいいんだ
このままでいいんだ
俺の道は
このままでいいんだ

いつかは
俺のロードも
オールブルーよ

 

 (新上ヒロシに捧げるぜ)

 

 

1/23

軟式ボール

草の跡が緑色について
ボロボロになってしまった
あの軟式ボールは
どこにいって
しまったのだろう

両肩にも
両腕にも
たくさんの荷物を抱えて
家族のために
一生懸命
坂道を歩いている
お父さんの荷物を
持ってあげたい
少しでも楽になって
もらえるように
持ってあげたい

そうすればまた
少年のような瞳が
やって来るような気がする

昔の少年は
いつあのボールを
なくしてしまったのだろう
かつての少年は
いつあのボールが
見えなくなってしまったのだろう

男はいつまでも
少年
草むらの中を
かき分けかき分け
軟式ボールを
探し続けている
少年

真っ白な歯をむき出にして
ゲラゲラ笑って
もくもくした
入道雲にも決して負けない
未来には栄光しかないと信じていた
三振なんか全然恐くなかった少年

どこまでも
どこまでも
真っ青な青空の下の
大きな
大きな
少年 

           酒井義明

 

1/24

ひまわりの影

いつも笑っている人ほど
とっても繊細な心を
しているような気がします

いつも明るいから
あの人はきっと
大丈夫だろうなんて
勝手に思いこんで
鈍感になって
ガラス細工のような
繊細な心を
見過ごして
いるかもしれない

ほんの少しでも
人の心が
わかってあげられる
人になりたい

人はどんな事で
悩んでいるか
見かけでは
わからないから
風が強い時ほど
少し立ち止まって
相手のことを考えられる
そんな人になりたい

 

1/25

遠くの少年

近くにいるのに
まるで遙か遠くを
見ているかのような
瞳をした
少年がいた

あの少年には
どんな時が
流れていたのだろう
あの澄んだ瞳には
どんな光が
揺れていたのだろう

だけど
もう
少年はいない

ぼんやりと
夕日を見つめていた
あの少年の
淋しそうな瞳だけが

今でも
僕の心に
ぽつんと残った

 

 

1/25

こころ

あか
あお
きいろ

あか
あお
きいろ

素直な
こころ

 

 

1/26


どっどどどぉ
どっどどどぉ
どっどど
どっどど
どっどどどぉ

どの一生

 

 

1/27

足音

こつこつ
こつこつ
ありがとうございました
こつこつ
こつこつ
かしこまりました
こつこつ
ふぅー

一日中
営業で歩いて
すり減った
お父さんの靴

こつこつ
こつこつ
あっ
お父さんの足音だ

ただいま
お帰りなさぁーい

玄関で休んでいる
お父さんの靴は
どんな靴よりも
かっこよかった

         酒井義明

 

 

1/28

ごはん

おいしいね
この言葉で
料理をつくってあげるのが
好きになった人も
いると思います

早いね
この言葉で
走ることが
好きになった人も
いると思います

うまいね
この言葉で
絵を描くのが
好きになった人も
いると思います

元気になったよ
この言葉で僕も
詩を書いていて
よかったと
思いました

うれしい言葉が
つながれば
そこから
うれしい気持ちが
生まれて
またうれしい
言葉につながって
いくような気がします

おいしいね
僕は何杯でも
おかわりしたい

 

 

1/29

空と海と

今の自分を
無理に変えようと
ストレスを溜めるより
変えようと思う気持ちすらも
こだわらない心で
包み込んであげたい

そっちの空の方が
広くて気持ちが
よさそうだから
飛んで行きたい

そっちの海の方が
楽しそうだから
かっこ悪いフォームでも
自分なりの泳ぎで
がんがんに
めちゃくちゃに
泳ぎたい

でっかいお日さまが
昇ってくる空と
でっかいお日さまが
沈んでゆく海を
ただじぃーと
眺めていたい
いつまでも
眺めていたい

僕は
いつまでも
そのままでいたい

           酒井義明

 

 

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苦しい坂道

いちに
いちに
いちに
いちに

いちに
いちに
いちに
ふぅー

毎日
家族のために
坂道を
上っている
父の背中を
そっと
押したい

額に汗を
かいていたら
そっと
ふきたい

男同士だから
分かり合えるものがある
黙っていても
通じ合えるものがある

だから
少しでも
父の手助けをしたい

 

 

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壁紙

小さなトイレの壁に
小さな紙が
一枚貼ってあった

一歩前進

小さな僕は
そうしたいと思った