4/30
たんまり

ぼくが
ケーキを
食べる時は

お皿のはじっこに
ちょこんと
ケーキのはじっこを
のっけるんだ

奈穂ちゃんと
賢哉くんは
もっともっと
食べたかったろうから

たんまり
たんまり
あげるんだ

     義明

 

 

 

 

4/30
夕日へとつづく道

ぼくたちは
夕日へとつづく
一本道を
歩いているのかも
しれない

いつか
夕日は
沈んでゆくけれど

でもまた
真っ赤な力や
鮮やかな希望や
さんさんの気力や
黄色い夢を
新しく蓄えて
日はまた
昇ってくるだ

だから
奈穂ちゃんも
賢哉くんも
いつの日か
大きな夢と友に
昇ってくるんだ

      義明

 

 

 

 

4/29
小さな傘

玄関に
ぽつんつ
立てかけられている

小さな
赤い傘と
小さな
青い傘

外は晴れているのに
なんだか
その傘たちは
見えない涙で
濡れているようだ

小さな
二本の傘は
なかよく
寄りそって
立っているのに

もう
開かれる
ことはない

もう
開かれる
ことはない

    義明

 

 

 

 

4/29
それなのに

人はいったい
なんのために
この世に
生まれて
くるのだろう

それは
一人残らず
幸せになるために
生まれてくると
思います

それなのに

それなのに

      義明

4/28
いつか見た風景

奈穂ちゃん
賢哉くんは
どんな秘密基地を
作っていたのかな

その基地からは
どんな風景が
見えていたのかな

今にもこぼれ
落ちそうな
大きなあめ玉みたいな
夕日だったのかな

そして
いま君たちは
どんな風景を
見えているんだい

ぼくには
わからないけど
きっときれいな
お花畑を
見ているんじゃ
ないのかな

悲しかったことも
辛かったことも
痛かったことも
なにもかも
遠い遠い記憶の
海に沈んでいくような

そんな
心地よい
風に当たりながら
きれいな
きれいな
お花畑で
遊んでいるのかな

そんな
お花畑で
二人なかよく
遊んでいて
ほしいな

      義明

 

 

 

4/27
天まで突き抜けろ

まだまだ
ちっちゃい二人が
なんにも
わるいことしてないのに

奈穂ちゃん
賢哉くんが次に
生まれてくる時は
二人の魂の傷が
完全に癒えるぐらい
抱えきれないほどの

微笑みや
夢や
希望や
幸せや
愛を抱きかかえて

生まれてくる
ことだけを
祈りたい

そうなるために
天まで
突き抜けるぐらいに
祈りたい

      義明

 

 

 

4/26
長い橋

人はみんな
悲しみの橋を
歩いているのかも
しれない

どこまで
歩いていくのかも
わからないで
歩いているのかも
しれない

その先には
もやがかかっていて
橋の先を見ることは
できないけれど

それでも
人は橋を
歩いていくのかも
しれない

独りで
歩いていくのかも
しれない

 

 

 

 

4/25
いいんだよ

奈穂ちゃんと
賢哉くんの魂よ
たくさん
たくさん
泣いて
いいんだよ

君たちは
この星に
悲しむために
生まれてきたんじゃないのに

だから
たくさん
泣いて泣いて
泣き疲れるまで
えんえん泣いて

いいんだよ

     義明

 

 

 

 

4/24
涙の分だけ

くりくりまなこで
はにかみやさんで
絵を描くのが
だいだい大好きで

お日様みたいな
笑顔の
奈穂ちゃん

とってもとっても
おねぇちゃん想いで
たくましくって
遊ぶのが
だいだい大好きで

大きな樹のような
笑顔の
賢哉くん

二人の涙の分だけ
虹よかかれ
二人の涙の分だけ
今度生まれてくる時は
100倍も
1000倍も
100億万倍も

二人の人生に
幸せの虹よかかれ

       義明

 

 

 

 

4/24
夜空の二つ星

いっつも
仲がよかった
奈穂ちゃんと
賢哉くんは

星になっても
二つならんで
いっつも
輝いているんだ

涙星なんかになって
流れていくことなく
永遠に
真っ暗な
夜空で
輝いているんだ

      義明

 

4/23
あぁ神よ

あぁ神よ
ぼくはいま
迷いも消えて

朝日が昇る寸前の
空気のように
とっても澄みきった心に
なっています

あぁ神よ
ぼくは
もう
何もいりません

あの
二人を
抱きしめてあげたい

あぁ
あの二人を
抱きしめてあげたい

        義明

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4/22
けんけんぱぁ

こっちでも
とっても
仲が良かった
奈穂ちゃんと
賢哉くんは
いっつも仲良く
けんけんぱぁ

あっちに逝っても
たくさん
たくさん
遊んでもらいたいから
けんけんぱぁ

夕日が落ちて
遊びつかれて
奈穂ちゃんと
賢哉くんの

もぅ思い出したくもない
記憶の涙も
消えますように

もぅ思い出したくもない
心の深い傷も
癒えますように

けんけんぱぁ

けんけんぱぁ

      義明

 

 

 

 

4/21
どうか

ぼくには
子供はいません

だけど
ぼくには
奈穂ちゃんと
賢哉くんが
自分の子供のようで
なりません

だから
ぼくは祈るのです

どうか
みんさんも
自分の子供だと思って
祈って下さい

心で
奈穂ちゃんと
賢哉くんを
抱きしめてあげたいと
祈って下さい

         義明

 

 

 

 

4/20
さんさんと

この地球には
毎日当たり前のように
太陽が
昇ってきているのに

もしも
奈穂ちゃんと
賢哉くんの居る所が
真っ暗な所なのかもしれないと
想像するだけでも
いたたまれなくなってくる

奈穂ちゃんと
賢哉くんの
地平線から
ぐぅんと太陽が昇っているまで
ぼくは祈る

二人の魂に
眩しいぐらいに
さんさんと
さんさんと
日が注がれるまで
ぼくは祈る

       義明

 

 

 

 

4/19
奇蹟の虹に変わるまで

もちろん
奈穂ちゃんと
賢哉くんに会ったことは
ないけれど
初めにこの事件を知った時の
悲しみを忘れたくない

だから
ぼくは書くんだ
願いを書くんだ
祈りを書くんだ

とにかくじゃぶじゃぶの愛情を
書いて書いて書いて書きまくって
二人の魂が
じゃぶじゃぶの愛情に染まるまで
ぼくは書くんだ

それが
いつの日か奇蹟へと
変わっていくと信じて
ぼくは書くんだ

もう何もできない
奈穂ちゃんと
賢哉くんの無念の涙が

奇蹟の虹に変わるまで
ぼくは書きまくるんだ

         義明

 

 

 

 

 

 

4/18

ひとかけらの愛情

ぼくから
みなさんへ
心からの
お願いがあります

もしも
お菓子やケーキを
食べる時がありましたら

奈穂ちゃんと
賢哉くんのために
ひとかけらのケーキを
お皿のはじっこに
ちょこんと
置いてあげてくれませんか

二人はもっともっと
お菓子やケーキを
食べたかったと思うんです
でも食べられなくて
そんな悲しい想いをさせないように
みなさんから
ひとかけらの愛情を
あげてくれませんか

その後にすぐ
食べてもらって構わないので
どうかどうか
君のひとかけらの愛情を
届けてくれませんか

君が奈穂ちゃんと
賢哉くんのために
どうぞ食べてって
想ってくれるだけでも
二人はとっても
うれしいと思います

そのひとかけらの愛情は
必ず二人に届くと信じて
どうか
君の愛情を
届けてくれませんか
お願い致します

       義明

 

 

 

 

 

 

4/17

星がもっと輝くために

いつだって
次がよくなっていると
思いたい

そう
今日よりも明日
そして今の季節よりも
次の季節の方が
ちょっとよくなっていて

もしも
志半ばでこの世を
去ってしまっても
来世では抱えきれないないほど
素敵な人生
そう思いたい

ぼくたちが
奈穂ちゃんと
賢哉くんにできる
唯一のことは

次に生まれてくる時は
とっても幸せな人生として
生まれてきて欲しいと
願ってあげることでは
ないでしょうか

君の願いこそが
二人の星を
もっと輝かすと
ぼくは信じたい

      義明

 

 

 

4/17

何一つできなくても

一文字一文字
一編一編の
力は小さいかも
しれないけれど

この詩が集まった時に
太陽みたいな
大きな大きな力になって
奈穂ちゃんと
賢哉くんの背中を
ぐぐぐぅんと
押し上げると信じるんだ

たとえ
生きてるうちに
何一つできなくても
二人のために
詩を書いていきたい

いつの日か
届くと
いつの日か
通じると
そう強く信じきって
詩を書いていきたい

        義明

 

 

 

4/16

桜の下の大切な墓

今日は
母の命日

お母さんよ
もう少しでそちらに
奈穂ちゃんと
賢哉くんが
逝きますから
そちらにいったら

どうか二人を
甘やかせてあげて下さい
こっちの分まで
たくさん
たくさん
甘やかせてあげて下さい
お願いします

線香の煙に
包まれながら
そう祈って
そっと
手を合わせていたら

なんだかお墓が
微笑んだ
気がした

見上げれば
煙はどこまでも
どこまでも

天高く
昇っていった

       義明

 

 

 

4/16

感謝の心

毎日毎日、読んでくれて、ありがとう。
これからも、心を込めて、詩を書いていきます。

                  酒井義明

 

4/15

雲の間から

ぼくには
見えるんだ

明けの明星が輝くころ
純粋色の雲の間から
希望の光が
すぅーと
奈穂ちゃんと
賢哉くんを迎えるために
差し込んできて

天使たちと一緒に
手と手をつないで
光の柱を
どこまでも
どこまでも
昇って逝く風景が

ぼくには
見えるんだ

もぅ二人の涙も消えて
悲しかったことも
痛かったことも
怖かったことも
苦しかったことも
寒かったことも
みんなみんな消えて

あたたかいの光の中へ
すぅと昇って
逝く風景が

ぼくには
本当に
見えるんだ

       義明

 

 

 

4/15

天使になった二人

大きな
大きな瞳で
目をくりくりさせて
絵を描くのが大好きで

とっても純粋な
心をもった
奈穂ちゃんは
天使になったんだ

とっても
とっても
おねぇちゃん思いで
わんぱくで

遊ぶのがだぁい好きな
賢哉くんは
天使になったんだ

そうだ
二人は
天使になったんだ

きっと
二人は
天使になったんだ

天使になって
空高く
心浄く
天に召されて
逝ったんだ

       義明

 

 

 

 

 

4/14

てのひら

いま生きている
ぼくは
てのひら
いっぱい分の
幸せが
ちょうどいいと
思いたい

でも
奈穂ちゃんと
賢哉くんだけは
次に
生まれてくる時は

両手いっぱいに
心いっぱいに
抱えきれないほど
いっぱいに
いっぱいに

幸せを
抱きかかえて
生まれてくるんだ

       義明

 

 

 

 

 

 

 

4/14

芽のでない種

痛いのもいや
苦しいのもいや
悲しいのもいや

でもこの世から
苦しみや
悲しみが
消えないのなら

いっそ
たんぽぽの種に
なっちゃえ

たんぱぱの種になって
みんな
みんな
銀河の果てまで
飛んでっちゃえ

       義明

 

4/13

祈りの階段

奈穂ちゃんと
賢哉くんが
安心して
天国まで昇って逝けるように

みんなの祈りの
レンガで積み上がっている
天までへとつづく
階段を創ろうよ

そうだよ
みんなの願いや祈りが
通じれば
きっと出来るさ
きっと天までつながるさ

その階段が
つながっていく
精神の原風景を
みんなで信じようよ

信じれば
信じるほど
その祈りの階段は
天までつながっていくんだ

一段でも多くの
階段を天国まで
積み上げていくんだ

みんなの祈りで
奈穂ちゃんと
賢哉くんが歩いていける
天までへとつづく
祈りの階段を
創くろうよ

君の
心からの一段を
積み上げようよ

       義明

 

 

 

 

4/13

みんなの奇蹟

一人一人の
祈りは小さいけれど
みんなの祈りが集まれば
大きな奇蹟が起こるから

一人一人
みんなの祈りで
奈穂ちゃんと
賢哉くんを
天国まで
送りだしてあげようよ

もしも
泣いていたら
もしも
迷子になっていたら
本当に悲しいから

もっと願って
もっと
もっと祈って

みんなの奇蹟で
奈穂ちゃんと
賢哉くんを
天国まで
送りだしてあげようよ

         義明

 

 

 

 

4/12

光の道を歩きながら

天使たちよ
必ず奈穂ちゃんと
賢哉くんを
抱きかかえて
連れていってあげて下さい

途中で楽しい歌を
うたってあげて
心配させないように
手をつないであげて

泣きださないように
抱きしめてあげて

まだ微笑みは
戻らないかもしれないけれど
二人が下なんか
振り向かないように
導いてあげて下さい

そして
奈穂ちゃんと
賢哉くんが
天へとつづく道を
歩くときは

ぼくたちも
二人のために
歌をうたうんだ

天へとつづく
光の柱を歩き
光のシャワーをあびていく
二人のために

ぼくたちも
歌を捧げるんだ

       義明

 

 

 

 

4/12

希望の黄色い花

天使たちよ
奈穂ちゃんと
賢哉くんは
とっても
とっても
いい子たちだから

早くお花畑に
連れていってあげて下さい

見渡す限り
どこまでも
どこまでも
きれいな
希望の黄色い花が咲く
お花畑で
早く二人を
遊ばせてあげて下さい

奈穂ちゃんと
賢哉くんに
もぅなんにも
思い出さなくて
いいんだよ言って
遊ばせてあげて下さい

         義明

 

 

 

 

4/11

明けの明星が輝くころ

辛かったことも
悲しかったことも
もぅ
思い出したくないことも

神さまは
しっかりと
君たちを
包み込んでくれます

だからね
もう泣かないで

あたたかい
光の中で
奈穂ちゃんと
賢哉くんを

ゆっくりと
やさしく
包み込んでくれます

あの明けの明星が
輝くころ
二人は
ゆっくりと
ゆっくりと

旅立って逝きます

       義明

 

 

 

 

4/10

時間がない

根拠なんてないんだ
直感的にやばいと
感じたんだ
心臓がドキドキするほど
感じたんだ
今すぐ
書かなきゃいけないと
感じたんだ

あの子たちには
時間がないんだ
叫んでいるんだ
すぐに
救わなきゃいけないんだ

だから
書いて書いて書いて
書いて書いて書いて
書いて書いて書いて
必ず救うんだ

みんなにも
お願いしたい
一緒に祈ってほしい

一緒に二人を
救ってほしい

      義明

 

 

 

 

4/10

光の中へ

いつの日か
そう
近い
いつの日か

奈穂ちゃんと
賢哉くんは

あたたかい
光の中へ

光の柱にのって
光が導いてくれて

そう
もうなにも
悲しいことや
苦しいことや
心配がいらない

光の中へ

 

      義明

 

 

 

 

4/10

黄色い光に変わるまで

二人の涙の分だけ
ぼくは
詩を書いていきたい

もう
二人のためだけにしか
書きたくない
言葉も出てこない

二人の涙が涸れるまで
ほんの少しでも
二人の悲しみが
黄色い光に
変わるまで

ぼくは
詩を
書き続けたい

命ある限り
祈りを
書き続けたい

     義明

 

 

 

 

4/10

助けてください

あまりにも
悲しみが深すぎて
二人が
起き上がれないでいたら
どうすればいいんだ

あまりにも
心に受けた
傷が深すぎて
二人が
動けなくなっていたら
どうすればいいんだ

あまりにも
ショックなことで
二人の
声が出ないでいたら
どうすればいいんだ

助けてください
助けてください

みんなの願いで
どうか
助けてください

お願いします
あなたの願いで
二人を
助けてください

      義明

 

 

 

 

4/9

無常の雨

雨よ降れ
雨よ降れ
君たちの涙の分だけ
雨よ降ってくれ

雨よ降れ
雨よ降れ
君たちの涙の分だけ
この地を濡らしてくれ

その思いを
残すことなく
その魂を
残すことなく

無常の雨となって
全てを洗い流すように
君たちの思いを
浄化してくれ

そうじゃなきゃ
この桜が
あまりにも
悲しく見えてしまう

雨よ降れ
雨よ降れ
君たちの
涙が涸れるまで
雨よ降ってくれ

次に生まれて来る時は
奈穂ちゃんと
賢哉くんが
幸せになるために
雨よ降ってくれ

       義明

 

 

 

 

 

 

 

 

4/8 

二人との誓い

君たち二人が
この地球で生きた証を
この胸に刻むように

君たち二人分
人に優しくなろう
君たち二人分
人に思いやりを持とう
君たち二人分
人のためにがんばろう

そして
君たち二人分
生きていこう

生きて
生きて
生き抜いて

君たちに二人に
恥ずかしくない
大人になって

もっと
もっと
この世界を
いい世界にしていきたい

君たちの悲しみを
決して無駄にしないと
この胸に誓って

君たちの悲しみを
虹に変えるんだと誓って

ぼくたちは
強く生きていきたい

        義明

 

 

 

 

 

4/8 

希望を信じられなくなってしまった
二人のために

もしも
この地球が
声にならない
悲しい絶望だけで
回っているのならば

愛なんて
聞こえなくて
希望なんて
届かなくて

光りなんて
一切差さない
真っ暗な
絶望の淵だけだったら

ぼくたちは
何のために
生きていけばいいの
あの子たちは
何を信じたらいいの

こんな世界なんて
いらない
こんな世界なんて
いらない
こんな世界なんて
つぶれてしまえ

ぼくは
希望を信じられなくなってしまった
二つの魂のためだけに
何かを叫んでいきたい

きっと届くと信じて
必ず聞こえると信じて
あの二人のためだけに
大声で叫び続けたい

       義明

 

 

 

 

 

4/8 

天との約束

この次に
生まれてきてくれる時は
奈穂ちゃんと
賢哉くんの
深い悲しみが
消えてなくなるくらいに

幸せの洪水が
いっぱい
いっぱい
抱えきれないぐらい
いっぱいあって

幸せで
楽しくて
笑いがたえなくって

そんな人生じゃないと
俺は許さない
そんな人生じゃないと
俺は認めない

お願いします
お願いします
神さま
お願いします

      義明

 

 

 

 

4/8 

二つのろうそく

小さくなった
小さくなった
二つの
ろうそく

小さくなって
消えていった
小さな
ろうそく

いつも
二つならんで
灯っていて

いつも
仲良く灯っていた
小さな
ろうそく

今は
消えちゃたけど
ぼくらの
心の中では
今も燃えている
小さな
二つのろうそく

赤々と永遠に
仲良く
燃え続けている
小さな
二つのろうそく

      義明

 

 

 

 

 

4/7 

叫び

絵を描くのが好きで
おとなしくて
とっても弟思いな
奈穂ちゃんが
何わるいことしたんだ

まだまだ幼い
賢哉くんが
何わるいことしたんだ

二人が最後まで
信じていた人に
もしかして
今も信じている人に

そんなことが
あっていいのか

二人は
どうすればいいんだ

じゃこの先
二人は
何を信じればいいんだ

こんなんで
世の中って
言えるのか

うわぁーーーーーー

        義明

 

 

 

 

4/7 

心優しき君

それでも
君は
あの人のことを
責めないでと
言うかもしれないね

心優しい
君のことだから
そんなことを
言うかもしれないね

そんな思いやりや
優しさが
たくさんつまっている
君の心だから

余計に
君を
抱きしめたくなるよ

        義明

 

 

 

 

4/7 

あの川の向こう

早く川を
渡るんだよ
恐くなんかないからね

弟と手をつないで
一緒に渡って
逝くんだよ

渡ったら
いっぱい
遊ぶんだよ

こっちのことなんか
空っぽになるぐらい
忘れちゃって

あたたかい
光りに
いっぱい
包まれながら

いっぱい
いっぱい
心ゆくまで
いっぱい
遊ぶんだよ

     義明

 

 

 

 

4/7 

君の花が咲くまで

どうすれば
君は
笑ってくれるの
おしえて

君が
微笑む日は
近いの
おしえて

ぼくたちは
どうすれば
君を
微笑ますことができるの

どうすれば
君の花を
咲かすことができるの

君が
微笑んでくれるなら
ぼくは
どんなことだってやるんだ

          義明

 

 

 

4/7 

神輿の上

日本中のみんなで
君たちを
押し上げるんだ

心配しないでと
押し上げるんだ

幼い君たちに
神輿の上に
乗っかってもらって
みんなで担いで

わっしょい
わっしょいって
日本中のみんなで
押し上げるんだ

天まで届けと
強い祈りを込めて
強い願いを込めて
絶対に

天まで
押し上げるんだ

       義明

 

 

 

 

4/6 

いつまでも二つの星が
よりそって輝きますように

奈穂ちゃんと
賢哉くんが
静かに
天国に逝けますように

奈穂ちゃんと
賢哉くんが
生まれて来なかった方が
よかったなんて
思わないで
天国に逝けますように

姉思いの
賢哉くんだから
ちゃんと奈穂ちゃんを
守ってあげれるよね

そうだよ
賢哉くんは
強いもんね

もしも暗いところで
奈穂ちゃんが
悲しそうに
泣いていたら
しっかりと
守ってあげるんだよ
助けてあげるんだよ
恐くないよと
しっかりと
しっかりと
抱きしめてあげるんだよ

賢哉くんは
男の子だもんね

そしていつの日が
奈穂ちゃんと
賢哉くんが
あの天空の星になるように
ぼくたちは
祈っているよ

奈穂ちゃん星と
賢哉くん星が
いつまでも
よりそって
輝きますように

流れ星なんかにならないで
いつまでも
いつまでも
光り輝きますように

         義明

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4/6 

きれいな花が咲くお花畑へ

ぼくたちの
思いが
奈穂ちゃんと
賢哉くんに
届きますように

届いて
奈穂ちゃんと
賢哉くんの
背中を
ぐいぐい
ぐいぐい
押してあげて

二人が
迷わずに
天国に逝けますように

天国に逝って
たくさん
たくさん
笑えますように

たくさん
たくさん
遊べますように

      義明

 

 

 

 

 

 

4/5 

子供たちの魂へ

無理心中には
つくづく強烈な憤りを感じる
死にたければ
てめぇだけ勝手に死ね

輝いている
子供たちを絶対に巻き込むな

子供たちの命は
てめぇのものじゃない

てめぇの小さな価値観だけで
子供たちの海みたいにでかい
可能性を踏みにじむな

子供たちは
太陽以上に
輝いてんだ

しかも無理心中しようとする
小心者に限って
てめぇだけが死に切れず
おめおめと生き残ったりする

どうか
子供たちの魂よ
天国へ
昇天して下さい

どうか
子供たちよ
泣かないで下さい

どうか
泣かないで下さい

         義明

 

 

 

 

 

4/5 

嗚咽(おえつ)

子供たちよ
泣いて
泣いて
たくさん泣いて
いいんだよ

涙が乾き尽きるまで
泣いて
泣いて
たくさん泣くんだよ

泣き疲れるまで
泣くんだよ

そして次は
幸せになるために
生まれてくるんだよ

いっぱい
いっぱい
幸せになるために
生まれてくるんだよ

ぼくたちは
みんな
君たちの
幸せを願っているよ

ぼくたちは
みんな
君たちの
幸せを祈っているよ

         義明

 

 

 

 

 

4/5 

星になるために

ごめんよ
ごめんよ
こんなんじゃ
甲斐のない人生じゃないか

ごめんよ
ごめんよ

ほくたちも
君たちのために
涙しよう

君たちが
星になれるように
涙しよう

         義明

 

 

 

 

 

 

 

4/5 

抱きしめてあげたい

こんな甲斐のない人生なんて
こんな甲斐のない人生なんて
じゃなんで
ぼくたちは
生まれて来たの

そんなに
試練ばっかで
いつも
苦しいことばっかで
光りはあるの
希望はあるの

ぼくたちは
いつまで
歩いて行けばいいの

神さまがいるんだったら
彼らの魂は
どうやって救ってあげるの
どうやって認めてあげるの
どうやって抱きしめてあげるの

何て言ったら
彼らは納得してくれるの

抱きしめてあげたい
抱きしめてあげたい
思いっきり
強く強く

泣いてる
魂を
抱きしめてあげたい

         義明

 

 

 

 

 

 

 

 

4/4

そうさ

いつまでも
後ろを振り返っていても
君の大切な時間が
もったいないもんね

そうさ
いつだって
今の君が
一番輝いているのさ

そうさ
涙をふいて
いつだって
今の君が
一番光っているのさ

ほら見上げてごらん
君の涙が晴れわたって
きれいな希望の虹が
ぱぁっと咲いているよ

時間ってありがたいね
そうさ
君は歩ける人なのさ

そうさ
君はまた
歩いて行ける人なのさ

 

 

4/2 

君はきみ

すっ転んでも
君に変わりないし
泥だらけになっても
君に変わりないし
びしょ濡れになっても
君に変わりないし
動けなくても
君に変わりない

どんなことがあっても
君に変わりないし
もし何かあっても
それは君が
否定されたわけでもなく
君が
劣っているわけでもなく

たまたま
そのこととは
縁がなかっただけのことです

ただ
それだけのことです

 

4/1 午前6時12分

天へ・・・

今朝新聞を広げたら
テリー・シャイボさんの
命の灯火が
消えてしまった
記事が目に
飛び込んできました

テリー・シャイボさん
今まで
よくがんばってきましたね

もう
ゆっくりと
おやすみ下さい

もう
安心して
ゆっくりと
おやすみ下さい

       門木

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4/1 午前1時38分

灯火は燃えて

一つの灯火が燃えている

何年も小さな灯火だが
消えることなく
燃え続けている

しかし小さな灯火が
哀れだろうと
灯火の意志も分からないにの

ゆっくりと灯火を
鎮火させるため
命の糸を
勝手に外してしまった

私なら糸を外したくない
誰にも生きている命の
糸を外せる権利などない

灯火は燃えている

この瞬間も
生きよう
生きようと

脈々と
燃え続けている

      門木