5/31

君は足し算

生きていれば
誰にだって
引き算の時は
あるけれど

君が生まれて
きたこと自体が
言葉では言い表せないぐらい
足し算なことなんだから

どんなに
引き算しても
しても
しつくしても
そんなものが
全然追いつけないぐらい

君は
ものすごい
足し算な人なんだ

結局
引き算なことも
みんな
足し算になっちゃうんだ

 

 

 

 

5/30


君は
自分が信じた
道を歩いている

それだけで
とっても素敵だね

傘なんか
なくたって
雨が降ったら
降ったで
そんとき
考えればいいよ

なんとかなるさ

ほら
いつだって
空は高いよ

 

 

 

 

 

5/29

無限大のゴール

小中高の時に
君が履きつぶした
サッカーシューズは

そのまま
君の魂で
君の誇りで

いま君は
四角いゴールから
無限大のゴールへ向かって
全力で駆け抜けている

苦しみや
挫折のアタックに
耐えてきた分
君は大きくなって
強くなって

人生のpkで
見えないゴールへと
蹴りこむ球には
君の執念が乗り移っていて

その夢は必ずや
人生のゴールへと
突き刺ささる

 

 

 

 

5/28

押さえきれない夢

君がどんな
可能性を持っているか
君にも
他人にも
天にも
分からないけど

夢がない人には
感じない
苦しみや
挫折で
君が傷つくのは

君には
その何十倍も
希望や夢がある
証拠じゃないか

夢を贈られた君よ
あきらめずに
大吉まで引け

 

 

 

5/27

うまく生きていけない君へ

うまく生きていけなくって
自分には何かが
欠けているんじゃないかと
悩んでいるならば

君にはそれを
補って余りある何かを
天から
贈られているじゃないか

だからみんなと一緒に
手をつないで
走っていこうなんて
思わないで

君は君
だれでもない
君なんだから

それで
いいじゃないか

それが
君じゃないか

 

 

 

5/26

ほっかりした君

傷一つ付いていない
ツルッとした
じゃがいもなんか
肉じゃがにしたって
なんも旨くない

でこぼこだらけの
じゃがいもの方が
おいしい
肉じゃがになるんだ

もしも君が
心傷ついて
でこぼこだらけだって
そっちの方が
人間味がじっくり
心まで染みこんで
人間的に味があって

思いやりのある
やさしい笑顔が
ホクホク出ているような
ほっかりした
人間になっているんだ

 

 

 

 

5/26

雨のちさんさん

太陽が
昇らない
日はないし

もしも今
君の心が雨でも
ぼくたちは
太陽から
恵をもらった
子供たちだから

君の太陽が
昇らないことはない

君の太陽は
また君の心を眩しく
さんさんと
さんさんと
照らしてくれる

 

 

 

5/26

ただ一本の道のために

初めに詩を
書くんだと思った
この思いを
胸にぐっとしまい込み

なぜ詩を
書くのかという
初心を貫徹するため

私は
ただ一本の道を
歩いていきたい

今日も
読んでくれる
君と一緒に
歩いていきたい

 

 

 

 

5/25

長く険しい階段

人生の階段の
一段一段には
みかんみたいな
黄色い希望が
いっこずつ
置いてあって

その希望をつかめる
自分になって
もう一段階段を
上がろうと
君は頑張って
いるのですね

階段はいっきに
駆け上がることは
できないけど

一段一段
上がれる
自分になるため

君は
歯をくいしばって
頑張っているのですね

 

 

 

 

5/24

君の志は二本足

あの動物は
四本足のままでも
生きてはいけるけど

自らの意志で
立つことによって
他とは違う
眺めを見ている

現代の日本に
生きる君も
生きていくだけなら
そのままでも
生きてはいけるけど

君の志は
二本足で
できてるんだ

天に向かって
一直線に立つように
できてるんだ

それが
人間の志なんだ

 

 

 

 

5/23

君は立てる

あのレッサーパンダは
えさのために
立っているのではなく

あきらかに
自分の意志で
立っている

あの小さな動物が
立てるのに
誇りある君が
夢のために
立てないはずがない

君には
いくつになっても
夢のために
大地をふんばれる
二本の足があるんだ

君には
決して夢を
あきらめない
意志があるんだ

だから君は
立派に立つことが
できるんだ

 

 

 

5/23

一本の白線の先

高校野球の時に
使っていた
ぼろぼろのグローブは
今は押入の奧に
しまってある

白球を追いかけたり
白線を走ってた夢から
今君は人生という名の
延長戦を闘っている

今の君は
少年の夏の日
グランドに引かれた
一本の白線の
延長線上を走っていて

炎天下の中
諦めずに
頑張れた誇りを胸に
敬遠などせず
君は闘っている

ぼろぼろのグローブは
そんな君を
いつまでも
応援している

今でも
誇りある少年と一緒に
夢の球を追っている

 

 

 

 

5/23

あきらめない君

いま君は
どの辺を
走っているのですか
上り坂の途中ですか

でもどんなに
苦しくたって
走っている時の
君は
生き生きしていますね

それは
誰かに言われて
走っているんじゃなくて
自分の
好きなことのために
走っているからですね

だから
君の心は
とっても
健康なんですね

だから
君の笑顔は
とっても
清々しいのですね

 

 

 

5/22

風は吹いている

日常の中には
どうでもいいようなことが
たくさんあるから

そんなことで
君の貴重な
気力や時間を
費やして
欲しくないから

そんなどうでもいいことは
たんぽぽの種みたいに
ぱぁっと
風に飛ばしちゃおうよ

きっと
気持ちいいよ

もっと
君らしく
なれるよ

ほら
いつだって
風は吹いているよ

 

 

 

 

5/21

涙のち快晴

祭りのあとや
墓参りのあとや
台風のあとは

心が
とっても
清々しい
気持ちになる

たぶん
そのときの心を
見ることができたら

洗剤のcmに
出てくる
tシャツみたいに
真っ白に
なっているんだろうな

やったね

 

 

 

 

5/20

大きな樹の下で

君の夢は
君にやる気が出た時も
ちょっと認められて
うれしかった時も
うまくいかなくて
落ち込んだ時も

いっつも君と
一緒だったね

だから
君の夢は
君の性格もちゃんと
わかってくれていて

君が
もう少したったら
また
歩きたくなるって
知っているんだね

そうなる朝まで
君の夢は
君のことを
やさしい心で
見守ってくれているんだね

 

 

 

5/19


風は
どこから
吹いてくるの

それは
君が一歩
ふみ出せば
運の風が
ぴゅうと吹いて

その風が
この星を
ぐるっと一周して

君の背中を
押してくれるのさ

そうさ
いつだって
風は
吹いているのさ

 

 

 

5/19

一筋の光

君の根拠のない
自信は
ふわふわして
あやふやな
空気みたいな
もんじゃなくて

未来の君が
未来の映写機を使って
真っ暗な劇場で
たった一人で
ポツンと座っている君に
わかってもらいたいと
放っている
一筋の光

ポップコーンの変わりに
勇気を食べて
胸をはって
映画館を出て行こうよ

主役はいつも
君なんだから

 

 

 

5/18


どうして
自分だけが
こんなにも
傷つくんだろうと

君が
悩んでいたとしても
それは
君が磨かれているのかも
しれないね

君は
磨かれて
磨かれて

あの星のように
光っていく人だから

 

 

5/18

ふろふき大根

君は
しっかりと
味の染みこんだ
ほっかりとした
ふろふき大根みないな
人間に
なっていくんだね

社会という名の鍋で
こつこつ
こつこつ
長い時間
もまれながら

最後には
強さや
優しさや
思いやりが
自然にじっわと
にじみ出てくるような

素敵な人間に
なっていくんだね

 

 

5/18

自画像

ぼろぼろの
靴は
君の自画像さ

君と友に
コツコツ
歩いてきた
君の顔さ

かっこいいね
とっても
いい顔しているね

その靴に
誇りを持って
自分を
ほめてあげようよ

君は
今まで
歩いてきたんだから
胸はって
ほめてあげようよ

 

 

5/17

泥んこ

じゃがいもだって
にんじんだって
さつま芋だって
大根だって
ゴボウだって

いっぱい
いっぱい
泥んこついていたって
大吉まで引け

泥んこは
勲章さ
大吉まで引け

5/16

君は太陽

こんな時代だから
人の心が迷って
それにつけ込むように
わけのわからん
占い師達が大きな顔を
しているけど

凶がでても
占いでへんなのがでても
へのカッパよ
全然かんけぇねぇよ

結局占いなんて
意味のない呪縛で
人間はそんな鎖に
がんじがらめに
されうような
ちっぽけな
存在じゃないんだ

人間は
もっともっと
君が考えているよりも
ものすげぇ
でっけぇ
存在なんだ

一人の人間が
太陽よりも
大きくなれるんだ

だから
君は安心して
大吉まで引け

君は
太陽なんだから
大吉まで引け

     酒井義明

 

 

 

 

5/16

獲れ

やるしかねぇだろう
本気で
大吉を獲りにいくなら

目に見えるもん
見えんもん
色んなもん
犠牲にしてでも

たとえ
命を縮めても

君の魂を
獲りにいくしかねぇだろ

 

 

 

 

5/16

でっけぇ海

今はお互い
ちっぽけな
小吉かもしれないが

いつの日か
あの海みたいに
でっけぇ
でっけぇ
大吉引こうぜ

青年よ
でっけぇ
でっけぇ
大吉まで引け

 

 

 

5/16

100000000000万カラット

人間はみんな
そこら辺に
転がっている
石ころなんかじゃなく

いきなり
すげぇ
宝石なんだ

君が
そのことに
気づいてもらえるだけで

君はもうすでに
100000000000万カラットに
輝いているんだ

5/15

ぐんぐん ぐんぐん

他の竹の子が
先ににょきにょき
伸びてっても

君の竹の子は
あとから
ぐんぐん
ぐんぐん
伸びていくんだ

君の竹の子は
いつか
時が来るんだ

だから全然
気にすることなんか
ないんだ

君は
君の
竹の子さ

胸張ってりゃ
いいのさ

 

 

 

 

5/14

てんごくへの詩

まっ青に
澄みきった
空を
仰ぎ見て

そう
想いました

    義明 

5/13

知多挽歌

今書かなきゃ
今書かなきゃ
一気呵成に
今書かなきゃいけないんだ

奈穂ちゃんと
賢哉くんが
泣いているんだ

えんえん
えんえん
泣いているんだ
だから
今書かなきゃいけないんだ

みんなの想いと
言葉で
抱きしめてあげるんだ

瞳を閉ざして
耳を閉ざして
心を閉ざして
なにもかも
閉ざしてしまっている
二人に届け

奈穂ちゃんと
賢哉くんに
届いてくれ

    義明

 

 

 

 

5/12

二本のいのち

二人が
遊んでいた
いつもの
路地裏に
大きな夕日が
沈んでいきました

その夕日に
照らされて
奈穂ちゃんと
賢哉くんの

二本の影が
すぅーと
伸びていきました

だけど
もう
夕日が沈んでも

二人の影が
伸びることは
ありません

もう
伸びることは
ありません

    義明

 

 

 

 

5/11

いつの日かの約束

いっつも
仲良くしていた
お友達に
奈穂ちゃんと
賢哉くんは

いつの日か
また
再会できるような
気がします

そして
大好きで
大好きで
大好きで
いっつも甘えていた
お父さんと
お母さんに
また逢えるような
気がします

だってそれは
二人が
一番望んでいることだから

もっとお母さんの
手料理を
食べたかっただろうし
もっともっと
お父さんに
遊んで
もらいたかっただろうし

だから二人は
きっとまた

お父さんと
お母さんに
抱きしめられると
思います

心から
抱きしめてもらえると
思います

         義明

 

 

 

 

5/10

詩集「今病気とたたかっている君へ」

抱きしめてあげたい

どんな病気の人も
抱きしめてあげたい

君の身体は
いま
あたたかくて

明日も
あさっても
しあさっても
ずぅっと
ずぅっと

あたたかいんだと
抱きしめてあげたい

       酒井義明

 

 

 

5/10

詩集「今病気とたたかっている君へ」

生きててくれて

いま君が
生きててくれて
ありがとう

それだけで
それだけで
ぼくは
もう
何にもいらない

いま君が
生きててくれて
本当に
本当に

ありがとう

    酒井義明

 

 

 

5/9

詩集「今病気とたたかっている君へ」

願い

痛くて
痛くて
真夜中も
眠れないぐらい
痛くて

不安で
不安で
この先
どうなっていくのか
不安で

どんなに
君の心が
折れそうになっても

どんなに
心が折れたら
楽だなぁと思っても

折れないで下さい
折れないで下さい

どうか
君の心
折れないで下さい

       酒井義明

 

 

 

 

 

 

5/9

詩集「今病気とたたかっている君へ」

手の平いっぱい分の奇蹟

そうだよ

今の君は
そのままで
そのままで
とっても
光っているんだよ
ほんとうだよ

君の心には
奇蹟を呼び起こす
翼がついているんだから

だから

自分を
信じてあげて

自分の
手の平を
君の胸に
あててあげて

そうすれば
君の奇蹟さんも
うれしくなって
エイヤッて
君の願いを
叶えてくれるんだよ
ほんとうだよ

君は
まだまだ
生きなきゃいけない
大切な
人なんだから

君は
まだまだ
生きることができる
光る人なんだから

      酒井義明

 

 

 

 

 

 

 

 

5/8

詩集「今病気とたたかっている君へ」

暗闇の中の消せない光

人生は苦しみだけなのか
人生は悲しみだけなのか
いや
それだけだったら
生まれてくることなんかないはずだ

人生には必ず光があるはずだ
人それぞれに
光があるはずだ

病気や挫折や
苦しみや悲しみなど
生きていれば数々の試練で
もうお先真っ暗だと
絶望の淵に叩きつけられる時が
あるかもしれないが

それでも光はきっとあるんだ
どこかできっと
光ってくれているはずだ

真っ暗に思うのは
光はあるんだと想える
光はあるんだと信じることができる
天が与えてくれた
機会なのかもしれない

光はある
光はある

だから
君は
生まれてきたんだ

だから
君は
人間として
今現在も
生きているんだ

今の君の
そのままで
光はあるんだ

 

 

 

       今暗闇の中にいる、君に捧げたい

                   酒井義明

 

 

 

 

 

 

 

5/7

一匹は西へ
一匹は東へ

あんなに
悩んでいたことも

過ぎてしまえば
遠い遠い
無常の草原に
消え去ってしまう
カゲロウのよう

今宵も
哀しい顔をした
カゲロウが
ポツンと
一匹
飛んでいた

もう
戻ってくるんじゃないよ

カゲロウは
もう振り返らず
飛んでいた

どこまでも
どこまでも
自分の力だけで
羽ばたいていった

 

 

 

 

 

5/6

黄色い風船

落ち込んで
落ち込んで
君の人生の先が
全く見えないぐらい
深く落ち込んだ時は

何時間も寝て
君の身体の中にある
黄色い風船の中に
氣をいっぱいためようよ

ゆっくり寝ると
氣がためられるから
たくさん寝て
いっぱい氣をためようよ

いっぱい寝て
いっぱい充電できたら
君の黄色い風船は
また気持ちのいい風にのって
飛んでいきたくなるから

その時が来るまで
ゆっくり
ゆっくり寝てて
いいんだよ

風船がふくらんでも
風船がしぼんでも
いいじゃん

それが風船なんだから
いいじゃん

 

 

 

5/5


なぜに
この道は
どこまでも
孤独なのか

どこまで
自分を
追い込んでいけば
いいのだろうか

自分の能力の
限界の限界まで
追い込まないと
辿り着けない
細い道

それでも
自分で選んだ
この道

私には
いつか
辿り着きたい
風景が
見えている

この道を
乗り越えられるからこそ
目の前には
長くつづく道が
広がっていると
胸に信じ

天に
試されている
自分の精神力を
信じ

夕焼けへと
つづく
一本道を
私は
歩いていきたい

どこまでも
どこまでも
歩いていきたい

      酒井義明

 

 

      この世を去った、ある画家と友に・・・

 

 

 

5/4

日の当たる時

この旅は
終わりのない
旅なのか

芽がでて
花が咲くように努力して
咲く時もあれば
枯れる時もある

それでもまた
君の芽はでている

悲しみもあれば
苦しみもあり
それでも
そう
ほんの時たま
光り輝くような
喜びもあって

きっと
誰かは
君の花を
見てくれている

君の植えた花は
無駄じゃなかったと
証明される時が
必ずやって来る

      酒井義明

 

 

 

 

 

5/3

やきいも

ほっかりした
いっこの
やきいもが
ありました

その
やきいもを
二つに
パカッと
わりました

大きい方は
奈穂ちゃん
もう片方は
賢哉くん

二人は
いつまでも
いつまでも
なかよしさんです

        義明

 

5/2

許すという愛

それでも
お父さん想いな
奈穂ちゃんと
賢哉くんは

お父さんのことが
大好きで
大好きで
大好きで

とっても
大好きだから
その大きな瞳で
その大きな
大きな愛で

二人は
お父さんのことを
全て許してあげて
天国へと
逝ったと思います

二人で
手と手をつないで
ゆっくりと
安らかに
天国へと
逝ったと思います

「お父さん、大好き。」

         義明

 

 

 

 

 

5/1

星のない夜

5月1日の「ドリームエッグ」は
村田奈穂ちゃんと、賢哉くんを偲んで、特別追悼番組を放送しました。
私の詩を全て墨文字に書き、役者の八下田智生さんに、心を込めて、
詩を朗読していただきました。

この番組は5月で終了しますが、私は今日の、
この番組を放送するために、
今まで番組をやってきたように思います。

番組の直後、しんしんと雨が降り始めました。
私にはその雨が、奈穂ちゃんと賢哉くんの、
涙雨に想えて、なりませんでした。

なんだか、小さな雨粒の一つ一つが、
とっても悲しそうな、涙の形に見えました。