その先の君へ
人間は元々 闇の中にいて 生まれたくて 光に向かって 行ったのだから
いま君が どんなに闇の中にいたって 光の差す方向へと 行けるようになっています
人間はそういう 特性を兼ね備えた 生き物なのです
大爆発
君は今 生きている
それだけで それだけで 喜びが大爆発
灯火
なぜ このロウソクは 生まれてきたの
何のために このロウソクは 生まれてきたの
それは 灯火を 隅々まで灯すため
ならば そのためだけに このロウソクを 使い切る
最後の一片が この世から 燃え尽きるまで
一片の 燃えかすすらも 残らないまで
君が 元気になるために このロウソクを 使い切ってみせる
君のひまわり
働いて 働いて 一生懸命働いて 夢の種をまいて それでも なかなか 芽が出てこなくって
もう出てこないと 諦めかけた時に 小さな芽が ちょっこっと出てきて
太陽はいつも 君のことを 上から見守ってくれていて 見捨てないでいてくれて
君は うれしくなって うれしくなって あぁやってて よかったと また 生まれ変わったみたいに がんばって
だから 君のひまわり 咲きます
畑いっぱい 見渡す限り いっぱい いっぱい 咲きます
氣
人のモチベーションって どこから やって来るのかなぁ
あの山かなぁ この山かなぁ それとも もっと もっと 遠くの山からかなぁ
いやいや きっと 道端でそっと咲く 小さな花から だろうなぁ
白
オセロじゃないけど 想像してみて下さい よかったことは白 わるかったことは黒
生きていれば 白も黒もあったと 思いますが 最後はみんな 白にひっくり返っちゃいます
だって 全ての黒は 白につながっていますから
みんな みんな 白
君の人生 辛かったことも 悲しかったことも みんな みんな 白
雨の日だって 嵐の日だって 君が諦めそうに なった日だって
君の ひまわりは 太陽を向いて 咲いている
だから 君も諦めないでと ひまわりが 叫んでいる
僕は枯れてもいいから 君は諦めないでと ひまわりが 泣いている
約束の地へ
100万匹の イナゴの大群が 飛んでいた
途中で 力尽きたイナゴ 飛ぶのを やめてしまったイナゴ
その中に 羽根がボロボロになっても 飛びつづけている 一匹のイナゴがいた
一匹は東に 一匹は西に そのイナゴだけは 飛びつづけた
自分の信じる 夢の地に向かって
ひまわり
ひまわりは 太陽に向かって 叫んでいて
人間もみな 幸せに向かって 走りながら 休みながら 泣きながら
大声で 叫びつづける 哀しいひまわりなんだ
使い切る
幸せになりたいから 大吉まで引くのに
現実は凶ばっかで それでも 幸せになりたいから 何回も 何回も 大吉まで引く
結末なんて分からないが とにかく やることやったと もうなんも出てこないと
この精神の 最後の一滴まで 使い切るまで 大吉まで引く
希望行きの機関車
希望行きの機関車に 乗って行くんだぁ
自分の信じる駅に向かって 自分が生まれてきた意味が分かる駅に向かって 進んで行くんだぁ
夢という名の石炭いっぱい喰って いっぱいいっぱい燃やして 希望という名の汽笛を高らかに鳴らして ピィーピィー鳴らして 進んで行くんだぁ
この機関車は 誰にも止めることはできなくって 枕木なんかなくたって 線路なんかなくたって 地図なんかビリビリに破いちゃって どんどんどんどん 進んで行くんだぁ
僕には見えるんだぁ あの希望の丘が
だから行くんだぁ あの駅目指して あの丘目指して 進んで行くんだぁ
絞れない雑巾
自分の魂の雑巾から もう一滴も魂が 出てこないぐらいに 自分の精神を引き出すんだ
これでもか これでもかって 限界を突き抜けても まだ絞って もうでないと思っても 絞って絞って絞れば まだ出てきて
そこで出てきたものが 本当の自分の核なんだ
僕は最後に残った 自分の核を見てみたい あぁこれだったのかって 握りしめてみたい
自分の精神が先に折れるか 核を握りしめることができるか
いつの日か 孤独な洞窟の出口に 希望の朝日を眺めたい
生きて
生きて生きて生きて それでも 生きて生きて
おぎゃぁと 裸で生まれてきて さよならって 裸で死んでいく
ただそれだけの ことだから 生きて生きて
それでも 生きて生きて
秋の空
いつだって 僕の 詩はあって
あの時 そう感じたことも 色々 歩いてきて ふと読むと
また 違った感じ方を するのかも しれない
詩って そうなのかも しれない
秋の空も そうなのかも しれない
自分の信じる目的地に 本能的に向かっていき
どんな逆流でも 険しい岩にぶつかって ボロボロになって この身体がどうなっても
目的地に向かっていく 鮭になるんだぁ
物事って ゆるやかな坂道みたいに 上達するんじゃなくて
だんだん畑みたいに 一段一段 ステップして 上がっていくんだ
僕らは 大きな波に 試されて 大きくなって 強くなって
人生の収穫期には 見渡す限り たんまりと たんまりと お米の実った 豊作の人間になるんだ
いくら丘から 波を眺めて あぁだ こぅだ 言ったって
何一つ 成長なんて できやしないから
体験する 人間になって 海に 飛び込んでいきたい
波にのまれたって ボロボロにされたって 波に突っ込んでいって
自分は やることは やったんだと想える 男になりたい
大切なことは 何度でも やり直せるって ことなんだ
どんなに ぶざまに 波にのまれようが 鼻水垂らそうが
何度でも 何度でも やり直せるって ことなんだ
これって 素晴らしいことじゃん
太陽が昇ってくれば また新しい一日がやって来て 新しい風も吹いてくる
そうさぁ もう沖の方では 新しい潮風が ぴゅうと 生まれているよ
友よ 志を果たして いつの日か また 海の見える この丘の上に立とう
僕らは みんな 一人一人 歩く道は 違うけれど
いつの日か 志を果たして 海の見える この丘に 帰ってこよう
約束しよう
笑いすぎると 涙がでてくるし 祭りの後は 寂しいし 海の帰りも 寂しくなる
それって 輝きは 一瞬しかないことを 本能的にわかっているから 哀しい気持ちに なるのかもしれない
人生の輝きは 一瞬だから 僕らは 今を生きたい
今が 輝いているから 傷ついても おじけずに 今を生きたい
それが 生きるてことだから 僕らは 今を生きたい
僕らは いつも 太陽と一緒だった
太陽は いつも 僕らの背中を 押してくれた
そのままで いいよと 全てを 肯定してくれた
太陽が がんがんな日は それだけで わっはっはっな 陽気な気分になれたし いつも以上に 元気になれた
だって 太陽が背中を 押してくれるから
僕らは いつだって 太陽と海の間に 浮かんでいた
波にもまれるのは 波に乗れる 第一歩だけど
なんにも やらなきゃ 落ちてく 一方だから
どっちに転ぶかは わからないけど とにかく 夢に向かえ
やることは やったと 海と 語り合おう 最後は 友と笑いあおう
人生の最後に 想い出すのは やらなかったことじゃなくて 自分が やったことだから
絶対に あの波に 乗ってみせるんだ
じゃなきゃ 帰れねぇんだ あの波が 全てなんだ
僕は あの波に 賭けてんだ 巻き込まれたら 身体が洗濯機の中に ぶち込まれたように ボロボロにされちまう
あのでっけぇ でっけぇ 巨大な脱水機みたいな 大きな波に 人生の全てを 賭けてんだ
あの波が 僕の 全てなんだ
あの波を 超えなきゃ その先に 進めねぇだ
やんなきゃ わかんねぇから 突っ込んでいく
例え他人は 負けると言っても やんなきゃ わかんねぇから 突っ込んでいく
自分の信じる これだけは ゆずれない 自分の核のために
この核だけは 一度も裏切らなかった 誇りのために
大きな波の形をした 自分の夢に 突っ込んでいく
超える
諦めたことなんて 一度も なかった
いつも 僕は あの波と闘った
こっぱ微塵になっても ぐるぐる巻きになっても 脱水機に入っても 楽しかった
だって僕には 夢があるんだ
あの波を 超えるんだ
あの夢を 超えるんだ
僕らは 自分の力で パドリングした
大きな波に 向かって どんどん パドリングした
この大きな海で 頼れるのは 自分の力だけだった でもそれは 望むところだった 僕らは 自分の力を この大きな海で 試してみたかった
子供のように わくわくしながら 大きな波に 向かっていった
負ける気なんて しなかった 負けることなんか 考えもしなかった
大きな波の形をした 夢に乗れる イメージしか なかった
僕らは この大きな海に 試されて 少年から 大人になりたかった
なんにもない
広い 海は なんにもない
僕らは 少年から 大人になるために 海に行った
夢や 希望や 勇気を 右の腕に 抱えながら
僕らは 波に 向かった
でも 波は大きく 大きな波は 決して 思い通りには させてくれなかった
僕らは 波に もまれながら 大きくなった
何度も 何度も もまれながら 大人になっていった
海は 大きかった
どこまでも 大きかった
僕らは いつの日か 大きくなると
あの海に 誓った