旅立ちの朝

青春が
二度と
戻らないように

お母さんも
もう二度と
戻らない

僕の心の中を
強烈な閃光と友に
通り過ぎていった
お母さん

いつの日にか
別れの朝がやって来ることは
わかっていました
いまでも
お母さんの
最後の言葉は
僕の心の扉の中に
大切にしまってあります

その言葉を
噛みしめて
お父さんと
お母さんが付けてくれた
名前に誇りを持って

僕は
旅立ちます

僕は
大人になります

 

 

 

 

 

 

 

 

夕日の河

お母さん
僕は
あのおもちゃが
どぶ川の中に落っこちゃって
とっても悲しかったです

でも
もう取ることは
できなかった

僕はずぅと
眺めていました
おもちゃは
ゆっくりと
ゆっくりと
流れていってしまいました

一度なくしたものは
もう二度と
自分のものにはならないんですね

お母さん
あのおもちゃは
どこに流れて行ったのでしょうかね
大きな河に流れていって
海に出て
どこかの小さな島の海岸にでも
流れ着いたのでしょうかね

それとも光りも届かない
真っ暗な川底で
人知れずひっそりと
沈んでいるんでしょうかね
ヘドロまみれなんかには
なってないでしょうね

でもいつの日か
そんなことも
自然に忘れちゃって
日々の暮らしに
おわれていくのでしょうかね
それが
大人になるってことなんですか

僕はずぅと
眺めていました

でも
もう
見えなくなっちゃって

どんなに
走っても
走っても
見えなくなっちゃって

 

 

 

 

 

 

 

晴れときどき

風船みたいに
大きくなったり
針の穴のように
萎縮したり

晴れわたった
日のように
明るくなったり

曇った日の
雲のように
どんよりと
鉛色になったり

こころって
なんなんでしょうね

まったく
やっかいな
つむじ風のようですね

 

 

 

 

 

 

 

もののふの國に生まれて

女・子供なら
ののしり合えば
気が済むかもしれないが

町人なら
一杯引っかけて
愚痴でも言えば
うさも晴れるかもしれないが

武士という生き方を
選んだ者は
そういう訳にはいかない

武士が町人や農民と違う
唯一の点は責任を取るという
生き方や
職業的な
特殊性があるという一点だけである

この特殊性があるからこそ
町人や農民は
武士の言うことに従い
尊敬すらする

もしもその武士が
自らのかせをも
簡単に外してしまったなら

もののふとしての
唯一の存在価値すら
放棄することになる

 

 

 

 

 

 

詩の銀河

雨が降ったら
降った時に考えるし

僕はいつだって
そのまま

星の声や
風の声や
道端の草のささやきが
聞こえるまで
僕は詩を書きつづける

だから僕は
ここにいる

いつまでも
詩の星々の中で
生きつづける

 

 

 

 

 

青年よ

しけた飯が喰えるからって
首根っこ鎖に捕まれて
しっぽ振って媚びて
大道を偉そうなつらして
歩いていても
意味がねぇだろ

魂や誇りだけは
絶対に売らねぇぞど
さげすんだ醒めた瞳で
通り過ぎていく
一匹ののら猫

大道を渡る時は
ひき殺されて
つぶされっかもしれねぇなんて
百も承知だけど

このままこんな所で
骨の髄まで
腐っていってたまっか
自分の信じるものに賭けて
突っ走って行く
名もないのら猫

死ぬ時に思い出すのは
やらなかったことじゃなく
大道を渡ろうとしたことだ

ひかれた姿を
笑いたければ
笑えばいい
だがな自由に賭けねぇ
奴に俺を笑う資格はねぇ

ひかれる時は
笑ってひかれるさ
俺はやることは
やったんだと

一片の未練も
微塵の悔いも
残さず

笑ってあばよ

 

 

 

 

 

 

 

林檎の種

ハロージョン
なにやってんだい

君はそんなこと
関係ないって
笑い飛ばすかもしれないけど
僕の独り言を聞いてよ

君がいなくなってから
二年後のある寒い日
ロシアで一人の男の子が
小さな手の平の中に
しっかりと林檎の種をにぎりしめて
生まれてきたのさ

その子も君と同じように
世界で一番になろうと
日々努力して
四年前は銀メダルを
不服そうに
自分のポッケの中に隠したけど

今年は他を寄せつけない
圧倒的な芸術的な力で
見事世界一になったのさ

開会式には
ヨーコも来てたんだよ
君との詩を全世界に
読みあげるために
なんとなく偶然の不思議を感じるね

その男の子は
若い時の君のように
なまいきで
やんちゃで
でもみんなから
とっても愛されていて

ある寒い日
林檎の種を
にぎりしめて
生まれてきた男の子の名は
エフゲニー・プルシェンコって
いうんだよ

でも君はそんなこと
関係ないって
言うかもしれないね

僕は誰でもない
僕だってね

 

 

 

 

 

 

向こう側

一編の詩の
言葉たちの
向こう側には

やさしく
微笑んでる
お母さんの
微笑みが
微かに見えます

ほら
また
微笑んでいます

 

 

 

 

 

遠い世界

お母さんは
遠い世界に逝きました

もうこれからは
痛いことも
辛いことも
苦しいことも
悲しいことも
恐いことも感じない
本当に嫌なことは
何一つ感じない
遠い遠い
世界に逝きました

その遠い世界では
黄色や
ピンクや
まっ白な花たちが
いっぱい
いっぱい咲きほこっていて
どこまでも
どこまでも
見渡す限り
地平線までいっぱい
きれいな花だらけで

その花畑の中を
おばぁちゃんや
おじぃちゃんと
みんなで楽しく楽しく
微笑みや
笑い声や
やさしさや
思いやりや

愛だけで
暮らしています

もう
何もかも忘れて
暮らしています

 

 

 

 

 

 


ただ
僕が詩を書き始めたきっかけは
お母さんのためです

それ以外の何ものでも
ありません 

それが
僕の詩の全てです

だから僕は
それ以外の何も信じない

自分の信念のみを信じる

 

 

 

 

 

 

宝物

お母さん
丈夫な
丈夫な
身体を
ありがとう

お母さんからの
最高の贈り物は
両手を天に突き出して
感謝の爆発を
大声で叫びたくなるぐらい

僕の
自慢の
自慢の
宝物なんだ

 

 

 

 

 

 

 

胸に

だけれど
お母さん

僕は
お母さんを
悲しませるような

生き方だけは
しません

 

 

 

 

 

 

「ごめんねお母さん
この年になって
こんな生き方をしてるなんて
ガキの頃自分でも
想像してなかったけど・・・。」

 試されて

お母さんは
いつも
口をすっぱくなるように
怒っていましたね
それも
これも
親心から生まれた
お気持ちだということも
重々承知しております

たしかに
今の僕の生き方は
世間一般の常識や
価値観からすれば
だいぶ違う
生き方というのも
わかっているつもりです

それも
いいように違っているのではなく
そうじゃなく違っている

ですが
自分がイメージする
道の先に進んで行くには
どうしても
この過程に試されなければ
たどり着けない
ように感じるのです

膨大な量的な努力が
自分のエゴや
力の入り過ぎたこだわりを
削ぎ落としてくれて

いつの日にか
自分の目指す
質的なものに
生まれ変わるまで

孤独という研磨剤に
試されて
試されて
自分のやわな精神を
磨きつづけるしかないのです

 

 

 

 

 

翼のはえた君

一日前や
一年前や
過去なんて
縛られるものじゃなくて
思いっきり
決別するもの

君が
こうなりたいと
思ってくれた瞬間から
君の目には見えない何かが

もぅきょうれつに
うれしくなって
ウキウキになって
翼がはえちゃって

ものすごい勢いで
ぐんぐんぐん
ぐんぐんぐん
雲の上も突く抜けちゃって
もう少しでお月さんに
ごっつんこしちゃうぐらい
ぐんぐんぐん
ぐんぐんぐん
すっ飛んでいっちゃう

僕には
ハッキリと
見えるんだぁ
君が雲の上まで
飛んでってる姿が
僕にはものすご〜くよく
見えるんだぁ

そうさぁ
それが本来の
君の姿なんだね

 

 

 

 

時たま、そぅほんの時たま
無性に甘い物が食べたくなる時があります
そんな時は、ほのかにお母さんのことを想い出します。

  届けたい

お母さんは
あのケーキが
好きでしたね

僕は
いつだって
あのケーキを買うと
もういてもたっても
いられなくなって

お母さんに
早く食べてもらいたくって
一生懸命に
走って走って

お母さんが
あぁこのケーキは
おいしぃねぇって言う
あの笑顔が見たくて

僕は
もぅ一生懸命に
走って走って
走りました

 

 

 

 

 

 

道半ば

幼き頃
自分でもこの年で
今のような生活を
しているとは
想像していませんでした

お母さんの
お叱りや
お嘆きは
重々承知しております

ですが
これも
自分で選んだ
自分の道
一片の後悔もしておりません

いつの日か必ずや
志を果たして
お母さんの息子は
最後まで
諦めなかったということを
証明してみせます
ですから
もうしばらくお待ち下さい

今はまだ
道半ば

志半ばの
男でございます

 

 

 

 

 

ひこうき

子供たちは
みんな
大きな大空に
自由に好きな絵を
描いていける
ひこうきで

自由の翼に
あぁしろ
こぅしろって
重しを付けちゃうと
心優しい子供ほど
それに答えようと
一生懸命飛ぶけど

しまいには
空気がなくなっちゃって
きりもみ状態になっちゃって
落っこちゃうから

ひこうき雲が見えるぐらいに
高く
高く
自由に
飛ばせてあげたい

真っ青な画用紙に
ぐちゃぐちゃでも
めちゃくちゃでも
気持ちよさそうに
自由な絵を
描いてもらいたい

 

 

 

 

 

おかし

おかしは
奈穂ちゃんと
賢哉くんのために

お星さまになっても
いっぱい
いっぱい
いっぱい
いっぱい

お腹
いっぱい
食べられますように

 

 

 

 

 

新月からのプレゼント

薄い
薄い
一枚の紙のような
繊細なガラスのコップに

一滴
一滴
想いを
溜めていきしょう

大切に
大切に
溜めてきた
君の想いのコップが
いっぱいになった
新月の夜

君の願いは
きっと
叶うでしょう

お月さんも
よくしんぼうできたねと
君をもっと
もっと
輝かせてくれるでしょう

 

 

 

 

 

背中

幼稚園のころ
たどたどしいが
大きな
大きな声で
本を読む

あ・か
あ・お
き・い・ろ
あ・お・い・そ・ら

トントン
トントン
夕ご飯を作りながら

それを
黙って
聞きていた

お母さんの
背中

 

 

 

 

 

 

 

子供の世界

駄菓子屋さんに行って
下の棚の
おかしを選ぶ時
ちょっこんと
しゃがみこむ

もぅ
大人が見たくても
見えない
子供にしか
見えない目線の
子供だけの世界

どれがあるかな
あれがあるかな

他の事は
まったく
視界に入らない

子供だけの
わくわくの世界

 

 

 

 

 

 

 

故郷

あなたの
故郷は
どこですが

いまでも
故郷には
あなたの大切な
お父さんや
お母さんや
友達の笑顔が
ひまわりのように待っていますか

思いっきり
大きく手を伸ばして
深呼吸したくなるような
空気に

あの時に戻ったように
身体をぐぅいっと
乗り出して
めだかを探したくなるような
小川に

ぴょんぴょん
飛び跳ねて
帰りたくなるような
あぜ道に

あなたを
見守ってくれていた
海や
山に

きっと
あなたの
故郷は
素晴らしい所なんでしょうね

その笑顔が
全てを
語っていますから

そう
その瞳の先で
あなたの故郷が
微笑んでいますから

 

 

 

 

 

 

曲がり角

カラーが
首に当たって
気になって

大きめな学生服で
なんだかとっても
かっこわるかった
始めて
中学校に通う朝

お母さんは
僕が
あの角を曲がるまで
見守って
くれていましたね

最後に
ちょっこと
手を振ってくれたりして

真っ暗な夜空に
星がぽつんと
輝いています

今度は
大人になった
僕が
見守ります

 

 

 

 

 

 

村という名の星

過疎の村で
もの凄い金はあるが
他の村人からは
尊敬も敬愛もされず

ただ自分は
勝った
勝ったんだと叫んで
あぜ道を全速力で走っている
村人がいたら
どんなに滑稽だろうか

もしも住民の規模が
過疎の村ではなく
大きな大都市だったら
もっと
もっと
大きな地球の規模だったら

国際連盟からも
脱退し孤立し
義のかけらもない
第二次世界大戦へと突っ込んで
罪のない多くの人々の命を奪っていった
戦前の日本のように

小菅村に越していった
新しい住民のように

私達は宇宙で
暮らすわけにはいかない
どんなに
泣いても笑っても
この地球という
大きな村で
生きていかなくてはならない

暗闇の中
やけに目だけギラギラさせて
ぶくぶく太ったハイエナが
自分は勝った勝ったと
いくら喚いていても
同じ星の人々から
失笑されていたなら
何の意味があるだろう

みんな
この星の住民

大きな
小さな
星の住民

 

 

 

 

 

 

歴史の大きな渦の中で

時に歴史という
巨大なエネルギーの渦は
自らの肥大化した巨大なエネルギーを
己では制御不能になり
ビックバンの破裂をし
その後に新秩序という新しい芽を
誕生されることがある

後世の人々が
今の現代を検証する時に
昨年の衆院選挙での
古い権力の崩壊から始まった流れや
耐震偽装事件や
今回の特捜の事件や
今後その闇から派生するであろう
色々な事件が
歴史の大きな渦が作りだしている
新秩序への過渡期だったんだと
定義づけることだろう

そして今私達は正にその
歴史の大きな渦の中で生きている
まるで渦潮の中の一枚の木の葉のように

今その大きな渦の中を感じる時に
私達は過去の歴史の中で
実際に起こった
揺り動かしを何度か知っている

当時信長は
自らの思想である
武をもって天下を制するという
天下布武の最後の総仕上げに取りかかっていた
そしてそれは誰の目からも
成し遂げるであろうと見られていた

しかし歴史は
それを決して
許さなかった

近年安土城の城跡の跡から
今の京都の御所とうり二つの建物の跡が見つかった
それは天皇が安土城に宿泊する時の建物である
しかしその建物をあざ笑い見下すように
信長の天守閣がでんとその横にそびえ立っていた

その事が示すことは信長は天皇すらも
その利用価値の賞味期限が切れたのちは
自らの部下をいつもそうしてきたように
簡単に使い捨てる気だったのだろう
そう天皇制の廃止である

その後は絶対専制君主制を作り
大陸制覇への足がかりとして
朝鮮半島へ出兵をし
また罪のない人々への殺戮をくり返す構想だったのだろう
その後の猿がやった朝鮮出兵は信長の模倣にすぎない

その時悠然と
狂気の覇王に立ち向かったのが
土岐源氏の一族の流れをくむ
明智光秀である

光秀のことを後年の人々は謀反人などど
とらえるむきがあるが
あれだけ秀でた武将が自らの野望や私念や
天下への欲だけで
謀反を起こすことなど決してしない

もう誰も制御不能になって
ただのサディストへと変貌した暴君が殺した
罪もない多くの人々の屍の前に
光秀は呆然と立ちつくし
このままではこの世は殺伐とした破滅への道を
突き進むだけと嘆き悲しみ
自らと部下の命を賭けて変を起こした

そう
あの満月の晩
光秀が悪しき流れを
ギリギリで喰い止めてくれた

もしあの満月の晩
光秀が行動を起こさなかったら
暴君の命令下
その後も何万人か何十万人かはわからないが
罪のない人々の尊い命が
虫ケラのように奪い取られ
その後の日本の歴史はもちろん
日本人の価値観までもが変わることは簡単に予想がつき
ある種の言語まで変わっていたかもしれない

だが歴史はそうはさせなかった

今この現代の大きな渦の中で
歴史はどんな新秩序を生みだそうと
しているのだろう
歴史はどんな新秩序を
私達に突きつけようとしているのだろう

今ここで私が言える
たった一つのことは
その新秩序の
新しい芽を育むのは
君であるということである

そう
君のその心こそが
新しい芽を
育むことができるのである

新秩序は
時に
人類をも選び試す
非情なエネルギー体である

 

そして
それを
神という
人もいる

 

 

 

 

 

 

 

 

和への帰依

薄暗い部屋で
たった一人で
プログラムの死角を狙っていた
青年

プログラムとは
以前のプログラムの弱点を見つけて
そこから突いていくという思想
その弱点を見つけることに
快感を感じてしまった青年は

自らの自分勝手な思考が
この社会全体でも
通用できると錯覚してしまい
社会への復讐のために
その思考を実際に試してみた

犯罪者の心理の中には
捕まったことによって
今までの精神的な重圧から
やっと自分の心を開放できると
救われた気持ちになって
全てを自供する
犯罪者も少なくないが

その青年は
もはやこの地上には
興味をもつものがなくなり
宇宙にしか
興味を示さなくなっていた時に

自分の膨大なエネルギーのやり場を
見つけたのがごとく
始めっから義のない
迷宮の迷路の中に
どっぷりと浸かっていくだろう

政治も
マスコミも
財界も全て
青年に利用されていた分
今は切り離そうと必死になっているが
自分もその一部だったという事には
気づいていないふりをしている

しかし
大きな地震には
必ず揺り動かしがあるように
社会という目に見えない
エネルギーには
必ず揺り動かしの反作用が働く

もう一度
日出ずる国の
本来もっている
和の精神への
揺り動かしが
必ず働くだろう

全てが
勝ち負けだけの
結果だけを重視する
今の殺伐とした社会から

思いやりや
やさしさなどの
和へと
帰依するだろう

 

 

 

 

 

 

 

人間の社会

トリノ五輪の選手の中には
この五輪のために
今まで生きてきた
全ての気力と精神力を使い果たそうと
今この一瞬も努力している人が
きっといることだろう

次などない
この一瞬に
自分の全てを出し切ると
誓っている人が

だがそれが
薬物を使えば
簡単にいい成績が出るとなれば
誰が日々の辛く厳しい
練習などするだろうか
とてつもない重圧と
孤独と不安と緊張感など
誰が乗り越えようとするだろうか

五輪の全ての選手が
薬物使用だらけのオリンピック
そんな社会は
崩壊の坂道を
一直線に転げ落ちて行くだけだろう

それと同じことで
上場企業の経営者ならば
今は5分割までしかできないか
当時の場の分割システムで
100分割もすれば
株券が一時的に品薄になり
株価が一時的につり上がる事など
どんな経営者も知っていた

だがそんなことをやらないのが
社会に責任を負う立場にある
経営者の常識であり
責務であり
勝つためなら目的など選ばず
薬物使用もする
五輪選手が捕まるように

社会の死角だけを狙った
小菅の住民はその道をたどって
転げ落ちていった

私達が生きる
この社会は
強い物だけが生き残る
弱肉強食のジャングルなどでは
断じてない

毎日毎日
コツコツとまじめに
働いている人達の
美しくも輝かしい
働く意欲によって
支えられている

社会はそうやって
支え合っているし

社会はそうやって
回っている

それが
人間の社会である