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6/22 消えなかった光
松濤で爆発事故を起こした
ユニマット・ビューティーアンドスパの
会社の幹部達は
これからもっともっと希望があり
人生の可能性が始まったばかりだった
若い生命を終わらせてしまったという
重大な責任があるにも関わらず
自己の保身や責任回避だけを考え
責任を他社にたらい回しにしているだけで
人間の良心から生まれる
哀悼の意や
心からの弔いの念が
微塵も伝わってこなかった
そんな報道が流れ
世の中とは
こんなことしかないのかと
思っていた矢先
唯一まだ良心を失っていない
発言を聞きました
コロッケの牛肉偽装事件の
社長の記者会見の席上
同席していた
社長の実の息子の発言
「社長、全てを言って下さい。」
この一言で
父である社長は
堰を切ったように
謝罪の言葉を告白し始めた
息子の心の中にはまだ
人間としての
最後の良心が残っていた
父はこれから
社会から信用されなくなり
人々も去っていき
事業の前途もいばらの道が
待ち受けていることは
誰にでも予想がつく
それでも
あの息子だけは
父の背中を押し続けて
父と一緒に
生きていくことだろう
金のことしか
頭になかった父が
人生で一番大切なことを
気づかせてもらう
最後のチャンスを
息子に与えてもらい
父と息子との
本当の絆が生まれ
父にとって
本当の人生が
やっと今
始まっていくだろう
息子は真っ暗な闇の中で
父と息子という
切っても切れない強い絆の中
他人には言うに言われぬ
苦しみと愛情の狭間で
どれだけ悩み苦しんでいたかは
察するに余りある
そんな中
消えないで
きれいに輝いてくれていた
息子の良心の光
あの光を
見ることができたのが
我々の唯一の
光でした
見上げると
雨が上がり
夜空に
きれいな星が
一つ
光り輝いていました
消えることなく
一つの星が
輝いていました
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