天国の扉

大きな海に
一枚の
木の葉のように
ポツンと
浮かんでいたら

目がチカチカとしてきて
なんど瞬きしても
焦点が合わなくなってきた

あれぇ
おかしいなぁと
想っていたら

今度は周りの景色が
水彩画で描いたように
ぼぉ〜んやりとしてきた

そして
大きな海の地平線と
大空の境目が
なくなってきて

気がつくと
大きな海と
大きな空が
どこまでも
どこまでも
つながっていた

ぼくは無意識に
顔を天空に仰ぎ
独りで
考えていた

あぁ
きっと
こういう風景の先に
天国の扉があるんだろうなぁと

二つの
魂よ
元気かい
よく見えるかい

ぼくは
元気で
やってるよ

   よしあき

 

 

 


創造が生まれる場所

将来看板を背負うことになる
才能や実力を兼ね備えた監督や役者が
まだ売れなくて
くすぶってて
でもやったる感だけは
ギラギラとみなぎっていて
自らの努力と才覚と
運にも背中を押してもらい
困難を乗り越えて
夢を叶えていく

それでも
何年も看板を背負っていくと
一番大切なものを見失って
たとえ無意識下であっても
自分がこう表現したいというよりも
興行成績を上げるためには
こういう表現がいいということを
最優先に考えてしまって

いつしか
純粋にものを創って
表現していた時の
うれしさや
わくわくを
忘れてしまっている

そして
一番大切なものを見失いかけた時に
もう一度わくわくを
再認識させてくれる機会に巡りあう
それが
宮崎駿監督の
「死の翼・アルバトロス」であり
渥美清の
「幸せの黄色いハンカチ」である

当時二人とも
二時間の長編を創りだす
監督や役者であったが
「アルバトロス」は30分の
テレビ版ルパン三世の一話分で
「ハンカチ」は
渡辺係長役の1シーンである
この二つの作品に共通している
二人の心は
心が活き活きと輝いている点である

興行成績なんかの
しがらみから解放されて
純粋にものを創り始めた時の
喜びに満ち溢れている

人間には誰にだって
夢があって
それが叶っても
まだその過程でも
初心を見失う時はある

誰に強制されたわけでもない
自分で選んだ夢だから
自分のうきうきがないと
みてくれる人々にも
うきうきは伝わらない

自分が楽しんでいる
うきうきの気持ちは
キラキラと輝いていて
それは作品自身の喜びでもある

ヴンセント・ヴァン・ゴッホや
宮沢賢治は
興行成績なんかには縛れず
ただ純粋に
ものを創造していった

しかもあの二人は
自らそれを選んだふしがある所が
潔いし清々しい

その証拠に
二人が後生に残した
素晴らしい作品群には
邪心や邪念が
入っていなく
純粋な無垢の心のままである

彼らは本能的に
わかっていたと思う
たとえ自分の幸せや
命よりも
一番大切なことは
純粋で無垢な
作品を残すことが
一番大切なことであって
それこそが自分が生まれてきた
使命であると

魂を引き裂かれそうになる
強烈な葛藤も
極限の哀しみの谷に
突き落とされそうになる哀しみも
全ては作品を創る動力源であることを
彼らは本能的にわかっていて
自らの幸せを遠ざけているふしがある

それが
見え隠れするから
彼らの作品は余計に
哀しいし

彼らの作品は
永遠に人類の心に
残りつづけるのであろう・・・・・

           義明

 

 

 

 


さらば青春の日よ・・・・

二・三日前から
やけに胸騒ぎがしていた
うれしさで
興奮しているのだろう
きっとそうなんだろうと
想っていた
友から
あの話しを聞くまでは・・・・

友はいつものように
夜中にやって来た
十六の夏から行っている
あの海に向かうために
だがその夜
友は遠方に旅立つことを告げた・・・・

その瞬間から
今回の海が
特別な意味を持ち出した
全ての瞬間が輝きだし
全ての一瞬一瞬を
胸に刻み込みたいと想った

全然仮眠もできなかった
それより早く
海へ海へと
向かいたかった

日はまだ
昇っていなかったが
眠たそうな友を起こし
僕らは
バックミラーなど振り返らずに
海に向かった

僕らはいつも
ただ海に向かうだけではなかった
一本のロードムービーを
心のフィルムに焼き付けていた
もう何十缶にもなっている
ココロのロードムービー

田んぼの中を
真っ直ぐに走る
単線と平行して走ったり
誰もいない無人駅で
一年間の成長を
素敵な駅舎に示すように
おのおのが駅を舞台にした
名作映画の主人公になったつもりになって
演技したり
田んぼの中をむじゃきに走り回ったり
かかしになったり
カエルをとったり
小さな洞窟を探検したり
僕らは
海に近づけば
近づくほど
ゆっくりゆっくり
少年へと戻っていった・・・・

海は
なにも変わっていなかった
ただ海を眺める瞳は
いつもより
遠くを眺めていた
地平線のその先にある
おのおのが進む
別々の航路を探すように・・・・

僕らの呼吸は
完全に合っていた
同じ波にこんなにも
同時に乗っているのは初めてだった

二人は波の上で
顔を見合わせていた
その瞬間
昔の想い出が洪水のように
フラッシュバックしていった

無垢な二つの心を乗せた
この波が永遠に感じた

今日はこのまま
気力が折れるまで
ぶっ倒れるまで
波と一つになっていたいと
心に誓った
想い残すことなく
海と友と一つになれた

夕日は
いつもより
哀しそうに写り
田んぼの裏山から聴こえてくる
蝉しぐれが
余計にせきりょう感を感じさせた

いつもの
らーめん屋の
みそラーメンが
胃袋よりも
心に染みた

渋滞があったのか
なかったのか
憶えてないほど
あっけなく家に着いてしまった

これが永遠の
別れになるかもしれないのに
僕らは
またすぐ会うように
いつもの
別れ方をした

「じゃぁね。」

子供が終わった日は憶えてない
だが小さくなっていく
友の車の赤いテールランプを眺めながら
今日が
青春が終わった日だと想った

さらば
青春の日よ・・・・

さらば
我が友よ・・・・・

僕らは
大人になっていった・・・・

           義明

 

 

 

 


8.3 日本の空気

つくづく日本は
空気で動いていると感じる・・・・

安倍さんの論理は
今回の参議院選挙は
政権選択の選挙でないから辞めないという論理である
それなら今回の結果が
37議席ではなく
20議席でも舐めないことになる
極端な話し全敗しても辞めないことになる

安倍さんは主権者である国民を
なんだと思っているのであろう
国民のための政治が
自分の政治的野心を成就するためだけの
個人的道具としての政治に成り下がっている
現にそれしか見えないから
心すら閉ざした裸の王様になってしまった
そういうトップは見放される運命にあるだけだ

日本を引っ張っていく責任がある
政権与党の空気も情けない
派閥の領袖達は
「安倍さん分かっているんでしょうね。今沈黙を貫いているのは
内閣改造で大臣ポストが欲しいからなんですよ。
大臣ポストがこなかったら、一斉に攻撃しますよ。
だから今は、黙っているんですよ。」
という見え見えの狸ヅラをしている

日本の未来は子供たちが創っていく
しかも子供たちほど
そんな大人達の空気を敏感に感じて生きている存在はない
社会的に影響力が大きい
政治家達が自分の意見をためらって
自分の利己のためだけに生きてるから
子供達も自分のクラスで起きているイジメを黙殺していく
そんな国家は弱体するだけである

このような空気が以前にもあった
悪名高き・帝国日本陸軍は義のないまま満州に侵略して行き
廬溝橋(ろこうきょう)で偶発的に見せかけた工作事件を起こし
それを中国侵略の大義名分に掲げ
本格的に日中戦争に突っ込んでいった

国会議員達は自己の保身
主要な大新聞やその他のマスコミも
戦記高揚じゃないと売り上げが延びないから
どんどんどんどん戦記高揚をあおりにあおり
戦記高揚の空気を自ら作っていき
(証拠の紙面が残っている)
満州にいる関東軍の将校や下士官たちが
南京やその他の地で虐殺やレイプなど
暴走していくのを知りながら
誰も止められず
誰も意見を言わず
意見を言わなければならない時でも口をつぐんでいった

その結果 関東軍はもう誰も止められない
制御不可能な状態になり
(朝青龍と高砂親方との関係にも酷似している)
巨大な邪気のエネルギーの塊になり
731部隊をつくり壮絶な人体実験をくり返していった

意見を言わなければならない時に
沈黙するのは卑怯者である

日本は空気で動いている
そしてその空気を初期の段階で見過ごしていると
気がつけば誰も制御不可能な
巨大なエネルギーに変化していって
いつだって最後は弱者が
そのしわ寄せをくらうことを
歴史が証明している

ニュースを見ると
巨大な台風が
ぐんぐんと
進んでいく映像が流れていた・・・・

 

 

 


8.2 日本の国技と朝青龍

今回の事を切っ掛けに
日本人の心とは何かと
考えた人は多いのではないだろうか

アングロサクソンから
ベースボールという
スポーツが伝わってきても
日本人は長い時間をかけて
球道という道に変える

その道という概念に
日本人としての
精神的な骨幹があるから

野球の勝敗の結果よりも
高校球児たちが泥だらけになりながら
白球を追いかける姿や
ひたむきに練習する姿勢に
日本人は感動し
心揺り動かす

武士も正に武士道で
大石主税が十六歳で切腹したのも
彼が最期まで武士道を
貫いた証であり
日本人はその精神に涙し
主税の精神は永遠に輝きつづける・・・

人生も長い一本の道という概念で捉え
結果を見せびらかす人間はさげすまれ
道の過程をこつこつと
生きている人間こそ尊敬される

全ての精神的根幹が道という概念で
形成されている日本で
日本の国技である相撲は
相撲道である

モンゴル人の祖先は
広大な大地を力で侵略していった
馬賊や遊牧民であるから
その心が分からないのは仕方がないことだ

しかし馬鹿で想像力がなく分からないのと
その国の精神的支柱をなめるのとは次元が違う話しだ
単身異国の日本にやって来て
自分からその国の国技に飛び込み
文字通り砂を噛むような厳しい稽古を乗り越え
切磋琢磨して実績を築き上げた人間なのに

その国の国技をなめると言うことは
その国の国民をなめるのと同義語で
その国の精神すらも尊重していないことだ

相手の地位や名誉に関係なく
他人を見下したような
生き方をする人間は
民衆からも見下される人間になる
正に因果応報である

古来から
土俵には神様がいると
考えられている
その神聖な場所に
強ければなんだっていいんだという
馬賊の精神を引きずった男は
これからどんな気持ちで
土俵に上がるのであろうか

和を好み
判官贔屓の優しい国民性であるが故に
一度その人の心の邪気が見えてしまうと
日本の歴史上個人でも組織でも
実質上再起不能に陥る

日本は国という形より
近代日本になっても
村の構造をしている
限られた大地で多くの人間が住むには
厳格な掟が必要であり
その掟を村の長が最終決定し
みながそれに従うのが
村社会としての構造になっている
そしてその掟を何度となく
踏みにじっていると
村はじきという状態に追い込まれる
村はじになってもいいと思うが
それならそれで
組織には頼らず自力で人生を
切り拓く道を選ぶ選択肢しかない

その覚悟もないまま
掟を破り続けていては
横綱の地位をかざした
精神的空洞を持った存在が
土俵に上がることになり
土俵が神聖な場所だけに
そのコントラストが異様に見え
日本人から益々毛嫌いされる存在になるだけである

横綱なのに腹が据わってないのか帰化もせず
いつかはモンゴルに帰る腹づもりなのだろうから
それならそれでいっそ四角い金網のリングの
格闘技の世界に飛び込んで行った方が
略奪を何よりも好む
馬賊の血に合っているように思えるが
以外と気が小さそうだから
おめおめと男を下げて
生きていくだろう

二十六歳という若さの横綱である
二場所休場しても
その後の場所で強さは取り返せると思うが
精神的空洞の存在が
土俵に上がり込んで
自分の魂の何を表現するのであろう

座布団の形をした
虚しい失笑だけが
空を舞うだけだ

 

 

 


8.1 負けて勝った九条

昔々蒙古から
日出ずる国を攻め滅ぼうと
野蛮人達が
多くの船に乗りやって来ました

しかし
大嵐が直撃し
蒙古の野蛮人達は
全滅しました

時が過ぎ
力を盛り返した蒙古人達は
また日出ずる国に
攻め込んで来ましたが

二度までも
大いなる見えざる力が
神風を吹き起こし
全滅させました

八百万の神々に
守られている
我々の
平和な国
日本は安泰でした

そして日本は
大きな戦争に敗れ
多くの犠牲者を出し
その尊い犠牲の上に
平和憲法を勝ち取りました

そうです
我々日本人は
負けて勝ったのです

犠牲になった
多くの魂たちも
平和だけを望んで
天国に旅立って逝ったからこそ
勝ち取ったのです

時は現代に移り
安倍蒙古軍団が不気味に復活し
日本国の平和憲法を変えようと
軍勢を集めていました

がその時
またもや
大いなる見えざる力が
神風を吹き起こし
安倍蒙古軍団は
跡形もなく吹き飛んでいきました

そうです
またもや
歴史はくり返したのです

何人も
世界に誇れる
世界遺産にすべき
日本国憲法第九条を
変えることはできないことを
歴史と
大いなる見えざる力が 証明しました

 

 

 


8.1 裸の王様【永田町バージョン】

昔々ある国に
太った王様がいました
王様は自分の容姿に拘るあまり
世界一美しいと言われる
透明な洋服を着ることにしました

イエスマンの側近達も
誰も王様が裸とは言えず
「王様、素敵ですね。」
「王様、素晴らしいですね。」と
褒めてばかりだった

そこに一人の少年がやって来て
「王様は、裸だ。」言い
国民も王様のバカさ加減に呆れて
その国は滅びました

この裸の王様には永田町バージョンもあります

戦国時代、自民城に
晋三というボンボンがいました
安倍のボンはおじいちゃんの
政策的呪縛の平和憲法改正を引きずり
露骨な論功行賞で
アホな茶坊主達を集めました

しかしいざ戦の前になると
バンソウコウを張った茶坊主や
間抜けな茶坊主達がみんな足を引っ張り
天下分け目の戦いで
虎の兜をかぶった重臣や大切な家臣達が
姫や亀に首を取られ
その他も次々と討ち死にしていきました

あっちこっちに首が転がり
四国では総崩れになり
壮絶な討ち死にの報告が次々に飛び込んできて
修羅場となった陣の中なのにボンは
平和憲法改正しか考えてないから
このままこの路線でやって行くと
思考回路が停止した
オオムのように繰り返すばかりでした

イエスマンの茶坊主達も
内心では当然腹を切れと思っているのに
「ボンは辞めなくてけっこうです。」
「ボンはそのまま続投して下さい。」と
ゴマをするだけでした

そうこうしている内に
支持率がジリジリと下がっていき
約束していた年金の期限も切れて
もうニッチもサッチニいかなくなり
とうとう解散に追い込まれ
天下分け目の関ヶ原がやって来ました

そして国民からは
「ボンは、無能だと。」
審判が下り
総崩れに破れました

戦い破れて
長い間天下を取っていた自民城は
あっけなく落城したのでありました
「あぁあの時、腹を切らせるせておけば、よかった。」という
無念だけを残しながら・・・・

こうして小泉殿は
「自民城をぶっ壊す。」という
強烈な怨念を
自分の力ではなく
安倍のボンの力を使って
果たしました

       おわり