2・8 拝啓 倖田來未様
我が国は
独裁国家の北朝鮮でも
共産党一党独裁の中国でもありません
言論の自由を憲法下で保証された
民主主義国家です
倖田來未さんの
今回の発言の内容は
憲法二十一条で国民に保証された
表現と言論の自由の
完全なる範囲内です
公人以外の
ある特定の個人を
誹謗したのではなく
一人の自由で
尊厳ある人間が
言論という権利を
健全に公使しただけですから
そもそも
謝罪するという
質の問題ではありません
企業などが
謝罪会見などをしますが
あれは社会に
迷惑をかけたからです
今回の件は
あの手のものとは
質的に全く違う性質の問題です
ですから謝罪などする必要は
一切なかったのです
世間がヒステリックに
騒いでいるだけなのです
いつからこの国は
こんなにも
狭く小さな国に
成り下がって
しまったのでしょうか・・・・・
今回の騒動もネットで火が点いたのは
倖田さんもよくご存知だとは思いますが
自分の顔を出して反論もできない
卑怯で卑劣な男達は
自己の屈折した欲求をはらすために
日々生け贄を探しているだけなのです
馬鹿な奴らにとって
発言の内容は問題ではなく
炎上や騒動を起こすために
あるいは社会的に抹殺するためだけに
ターゲットを探しているのです
ですからそのターゲットは
誰でもいいのです
その程度のゲスな奴らなのです
そしてその騒動に実社会が
過剰に反応しただけなのです
倖田さんが契約している
CM会社は営利を追求する企業ですから
この手の騒動には一番敏感に反応します
ですが倖田さんは
企業のために
創造的な活動をしているのではなく
自己の魂の救済のために
日々葛藤して苦しんで
その苦しみの過程の中から
創造的なものを
死にもの狂いで
生み出しているのですから
元々二つの方向性が
違う文化のものなのです
もちろん倖田さんは
魂を選択すると思いますので
これからも倖田來未という
一人の立派なアーティストとして
胸を張って発言すればいいのです
アーティストが自己の発言に
ブレーキをかけたり
魂を萎縮させてしまっては
魂が解放できなくなり
芸術家としての死と
同義語になります
この国は戦時中
憲兵隊がいて
国民の言動や行動を
いちいち摘発していました
あの最悪の時代にまた
戻ろうとしているのか
それとも国ではなく
大きな村という構造をしている
日本国の村人たちが
ヒステリックに村八分的な
ターゲットを探しているのか
どっちにしろ
日本人の一番恥ずべき性質が
露骨に露呈した
せせこましく嫌な
社会現象です
倖田來未さんの
最大の魅力は
作品はもちろんのこと
フリートークでしゃべる
言葉の中に
苦労を乗り越えてきた
ものにしか分からない
希望が光り輝いている
ことですから
これからも
一人のアーティスト
倖田來未として
もっと自由に
もっと創造的に
倖田來未を
創っていって下さい
創造することを
魂の唯一の
救済としているものとして
応援しています
敬具
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