5・5 最高の季節
どんなに
バタバタしていても
初日の出は
どヵ〜んと
昇ってくる
どんなに
霜柱が立っていても
新しい芽という
生命は
はずかしそうに
顔をのぞかせてくる
どんなに
どしゃぶりの
雨が降っていても
最高の季節は
やってくる
どんなに
最高の季節が
やってきても
蝉しぐれが
聴こえなくなる時は
やってくる
ぼくらの
最高の季節が
去っていく足音が
急に速くなるのと引き換えに
野焼きのいいにおいが
どっからともなく
ゆっくりと
漂ってくる
そんな時は
あぁ〜
この最高の季節よ
終わらないでと
ただ
ただ
想うだけである
もしかして
天国に
逝くときも
こんな
気持ちになるのかなぁ・・・・
楽しかったことも・・・・
哀しかったことも・・・・
いろいろな
想い出も
感動も
経験も
みんな
みんな
愛おしく
懐かしくなるのかなぁ・・・・
そうなったら
なったで
なった時に
考えよう
ぼくらは
いま
生きてんだぁ
生きるが
大爆発してんだぁ
心いっぱい
からだいっぱい
魂いっぱい
生きるが
だい
だい
大爆発してんだぁ
ぼくらの
最高の季節は
これから
やってくる
ぼくらが
一番輝く季節は
これから
でっかく
でっかく
やってくる
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