波が生まれる時

波を
見ているのは好きだ

そんな時
ふと考える

波はどこから
生まれてくるのだろう・・・・

それを
見た人は
誰もいないけれど

まんまる
地平線の
その先の
その先の
微かな風から
生まれてくるのかなぁ・・・・

波は海面の表面だけが
波になって押しよせてくるが
最後の瞬間
海の底から
ぷくっとふくらんで
波が最高潮へと達する

その
ぷくっとふくらむ瞬間が
好きだ

そのふくらみに
力強い生命とか
美しい曲線とか
生かされている
でっかい意志を感じる

そしてこの
ぷくは
芸術家にも言えるのではないだろうか

フィンセント・ヴァン・ゴッホの
一生の流れを観ていても
ある時
ある時期から
画風がフィンセントらしくなって
活き活きしてきて
生命が爆発してきて
生きる力がみなぎってくる

悩んで
ぶつかって
孤独になって
考えて
試行錯誤して
のたうち回って
そしてある時
ふと
降りてきて
最高潮へと達した

作曲家なら
メロディーが降りてくるだろうし
作家なら
言葉が降りてくるだろうし
映画監督なら
映像が降りてくるだろうし

芸術家にとっての
ふととは
才能ともいう
英語では
ギフト

天からの
素敵な贈り物





波はどこから
生まれてくるのだろう

天から
生まれてくるのかなぁ・・・・

今日も
この星の
どこかで

小さな
小さな
波が生まれています・・・・








ジブリ美術館

美術館には
決め打で行きます

フィンセント・ヴァン・ゴッホの
絵がやって来たら
他の絵があっても
一番最初に館内全体を
さらっと流すだけで
後は
フィンセントの絵の前に
じぃっと立ち止まって

この魂と
この目に
焼き付けたい

その一点だけで行きます

ジブリ美術館にも
その想いだけで行きました
宮崎駿監督の絵コンテや
背景絵が貼ってある
創作の部屋だけに行きたかったのです

創造する上で
一番大切なことは
なんにもない無から
ものを生み出すことです

0から1が
もの創りの全てで
オリジナルが全てで

すでにある1から
10000を生み出しても
0から1の
崇高さや
創造性や
輝きや
苦しみに比べれば
天と地ほどの差があります

髪の毛ほどの差が
創造という
厳しい世界では
天と地ほどの差になります

宮崎駿監督は
どのようにして
新しいものを生み出しているのか
その創造のどんぐりのかけらを
少しでも拾い集めたいがために
森に迷い込みました

どんぐりを拾い集めるには
感性の質的な問題と
物理的な問題があります
物理的な問題を解決するためには
時間をかけるしかありません
量的な訓練の先にしか
見えないものがありますから
だから時間をかけます

宮崎駿監督が描いた
オリジナルの絵コンテや文字には
どんぐりがわんさかとありました
そしてその森の中に
思いもよらない
お宝が光っていました

【煙突描きのリン】
と題された一枚のプロット(あらすじ)が
書かれた紙が
天井近くに貼ってあったのです

噂には聞いていた!!
【煙突描きのリン】
その【煙突描きのリン】の
どんぐりがあったのです

企画が生まれて
ボツになったのではなく
土になって
その土から
やがて【千と千尋の神隠し】という
芽が生まれてきた
しかもリンという名前も
しっかりと受け継いで・・・・・
そんな風に感じました

【煙突描きのリン】が
土に帰るまでの苦悩が感じられ
宮崎駿監督がここまで
悩まれていることを
赤裸々に表に出してくれたことに
一番の喜びを感じました

そしてその喜びを
何十倍にも膨らませてくれるような
嬉しい体験がありました
創作の部屋にいた1時間以上の間
ジブリ美術館の学芸員の方が
ずぅっと付きっきりで
説明してくれたことです

これは本当に
うれしかった
まず他の美術館では
考えられないことです

いろいろな
どんぐりも拾えて
学芸員の方の
あたたかい心も感じることができて
宮崎駿監督の深くて大きな森の中には
まだ
まだ
いっぱいの
発見や喜びがありそうです

あなたも
どうぞ
迷子になってください

あなたにしか
見えない
トトロが
いるかもよ・・・・・

 



6・17 タイガー・ウッズ

ともすれば
つい
彼がメジャー通算13度制覇という
成績から逆算して
彼が世界一と思うことがある

それはある意味あたっているが
では
なぜ
彼がそこまで制覇できたのかと
問われた時に
人はどう答えるだろう・・・・・

その答えをあらわしているような
いやそれ以上の
壮絶な戦いが
全米オープンゴルフだった

決戦前夜から
彼の体調が万全でないことは
誰の目からも明かであった

この戦いは左膝の術後
初の復帰戦だった

しかし戦いが始まって
そんな生やさしいものではないことが
全世界に明らかになった

第一打のティーショット時には
相当な力を発揮すると共に
落雷が落ちたような激痛が
彼の膝を貫く

サッカー選手のように
痛みで顔をゆがめることを
極端に嫌い
一番の恥だと思う
寡黙な男の顔が
一瞬でゆがみ
4万人以上のギャラリーの前で
何度も膝を抱えている

それでも彼は
立ち上がり
真っ直ぐに前だけを向いて
クラブを杖に
歩き続けていった

それは正に
感動的だった・・・・・

第一打のティーショット時の
体重移動が自分が思い描いている
完璧なイメージ通りにいかないのだろう
以前ではありえないミスが
何度も
何度も
続いた

膝の痛みもあり
普通の人間なら
精神的に切れてしまいそうな
絶体絶命のピンチでも
彼は何度も
イーグルで乗り越えていった

雄叫びを発した瞬間
彼の魂の柱が
天をも貫いていった

その光景は
全世界を鳥肌で包み込んだし
人間の力を超えた
神の意志すらをも感じた・・・・・

圧巻は最終日の最終ホール
すでに最終組の一組前で
スコアトップの選手は上がっていた

彼はそのホール
バーディーでないと
プレーオフにはもちこめない
しかしバーディーで沈めるには
あまりにもカップと離れていた

しかし
彼は沈めた

精神力と
執念だけで
ねじこんだ

それが
タイガーが
タイガーたる由縁だった

彼が世界一である由縁が
わかった瞬間だった

 

 

 

 

 

6・15 インディ・ジョーンズ/
     クリスタル・スカルの王国

インディ・ジョーンズの前回の
3部作を観ていて感じることは
あぁ〜なんと
インディ・ジョーンズという登場人物を
こだわりを持たない
魅力的な主人公として
描いているなぁという思いです

なぜなら
インディは自らの命を賭けて
すげぇ冒険をして
宝物を敵からも奪還して
やっと自分のものにしたのに
そのお宝を自分の懐に入れるのではなく

「ミュージアムのものだ。」という
決めゼリフの元
一杯の酒をおごってもらうだけで
みんなマーカスに渡している

この爽やかさは何だ?
どっから来てんだ?

いやまてよ
もしかしてここに
インディ・ジョーンズの
ポイントがあるんじゃないかと思いました

こだわりをもたない
執着をもたない
ありのままでいる

これは
仏教でいう
【空】の教えに通じます

一般的に空とは
何も考えない
無みたいな感覚だと
錯覚されていますが
本当の意味は
こだわりをもたない
ありのままでいるという
感覚です

そういった意味が
インディ・ジョーンズの作品の根底に
脈々と流れていることに気づきました

そして3作目の
最後の聖戦のラストシーンで
ナチスの女将校が
地割れの間に引っかかっている
聖杯を取ろうと血眼になって
失敗して
谷底に堕っこってって

次ぎにインディが
血眼になって
手を伸ばして
その聖杯を取ろうとするが
父役のショーンコネリーが

「インデェアナ
 インデェアナ
 ほおっておけ。」

と言って
目覚めさせてくれて
こだわりを捨てろと
さとしてくれる

この短いセリフの中にこそ
3部作を貫いている
メッセージの魂が
宿っていて
光っていて

あぁ〜
この発見こそが
我々の人生にとっての
大きな
大きな
宝物なんだなぁ〜と
じ〜んときました

あれから19年の時が経ち
インディの大同窓会が帰ってきました

冒頭のカーチェイスから
インディがネバダ砂漠の
原爆実験場に迷い込んで
原爆が爆発するシーンまで
スピルバークぶし全開フルスロットルで
一気に畳み込んで
まるでジョーズのカット割りを
彷彿とさせるようなすげぇ展開で

あの感覚は60億人の人類の中でも
スピルバークでしかできない
人間の五感に直に訴えかける感覚で

理屈や常識なんかでは創ってない
スピルバークが心から楽しんで創っていて
その楽しんでいる感覚が
こっちにも伝染してくる楽しさで

劇場に居ても
これぞスピルバーク
やっぱ力がみなぎっているなぁと
思ったのですが

中盤からはストーリーの流れを止める
背景説明が多すぎる
インディが古代文明や
秘宝について説明をして
登場人物みんなが
止まって
聞いて
納得して
それを待っていたかのように
都合よく敵が襲ってくるというパターンの
くり返し
くり返し

辛いなぁ〜と思って観ていたら
最後は映画の内容も変わちゃって
「Xファイル  ザ・ムービー」に
なっちゃった

同じグレー型
エイリアンが出てきて
宇宙船が出てきて
飛んでっちゃって
まるで同じ終わり方

インディ教授が
いつのまにか
モルダーになっちゃった

オールドファンは同窓会というだけで
目が曇っているから
客観的な判断はできないと思うが
もしもこの映画が
あの時代に公開されたのなら
あの時ほど
支持はされなかっただろう

テーマも
くそも
ないもんね

 

 

 

 

6・11 ヒラリーの負けから学べること

私は20代の頃
色々な人生経験をし
そこから多くのことを
学んできた

その中の一つに
3年間
芸能人の付き人をやって
学んだというのがある

付き人の現場で感じたことの一つに
2世タレントは
親を利用すると
絶対に売れないという
方程式がある

手っ取り早く売れたいから
ついつい親の芸能界内での
威厳を利用して
近道しようと思っているのだろうが
それは世間では通用しない

一時的には
世間から脚光を浴びるかもしれないが
結局は自然淘汰され
消えていく・・・・

松田聖子の娘の
神田沙也加などはいい例だ

ヒラリーのキャンペーンを観ていても
同じことを感じた

どうしてここまで
ビルを前面に立たせるのか

ヒラリーは一見
意志が強そうに見えるが
実際は自分の主体性がない
人物なのではないかと感じてきた

ビルを利用すればするほど
有権者はヒラリーが
懐古主義の人間だと感じる

あの頃の
栄光をもう一度である

しかし政治とは
現実の土台の上に
未来を創っていくものだから
懐古主義では
有権者の心を
動かすことはできない

しかも世界最強の
三軍の最高司令官として
ギリギリの決断を迫られる人物が
懐古主義者では
本当に大丈夫だろうか

ギリギリの決断の時
間違った判断を
するのではないか

実際には精神的に
弱い人間ではないのかと
有権者に思わせて
しまったのではないだろうか

ヒラリーは最後まで
その疑問が払拭できないまま
負けていった

6年前の
イラク開戦の是非を問う
投票行動で
オバマが反対し
ヒラリーが賛成したという
1票も 大きくのしかかっているが

最大の要因は
能ある鷹が
爪を利用したことでは
ないだろうか

爪を利用したことで
最後まで本人が
浮かんでこなかった

 

 

 

6・9 思わせぶりな態度は自分の首を絞める

オバマが
ヒラリーを
副大統領候補にする
組み合わせこそが
ドリームチケットだという話題が
ヒラリー支持者の間であるが
これは
オバマにとっては
エルム街の悪夢のような
最悪の選択肢である

なぜなら
ヒラリー支持者の
票を取り込めるという
皮算用よりも

敵陣営を
より強固に
より一丸に
団結させてしまう
リスクの方が
はるかにでかい

しかも
昔の名前で出ていますの旦那も
おしゃれ小鉢のように
ちゃっかりと
付いてくるのではないかという
イメージや

ホワイトハウスの中に
政権が2つあるのではないかという
イメージを
無党派層に抱かせてしまうから
それでは
真の変革ではなくなってしまう

そして
泣きっ面に蜂で
空気も読んでないのが
ヒラリー自身が
副大統領候補になってもいいという
シグナルを
よせばいいのに
自分から出してしまったことだ

そのことによって
オバマはヒラリーを
選ぶ選択肢が完全になくなった

なぜなら
これでオバマが
ヒラリーを選べば
オバマ自身に
主体性がないのではないかと
疑われてしまうからだ

しかし
今一番懸念しているのは
長いキャンペーンなどを観ていて
オバマが時折
どっちつかずの
態度を示すことがあることだ

オバマは初めっから
ヒラリーを選ぼうと思ってもないのに
色々と検討した結果
他の候補者に決まったと
ヒラリーに告げる
シナリオを作っているような
気がしてならないし
実際にそう考えているだろう

ヒラリーの大統領になりたいという
強い執念を考えても
8年後の立候補は
68歳という年齢的にも絶望という
諦めからも
ヒラリーは今の時点で
もうすでに怨みと執念の
塊になっている

だから
ヒラリー陣営の票も欲しいという皮算用から
思わせぶりな
どっちつかずの態度を取っていると
正式に断った時に
かわいさ余って憎さ百倍になって
ハンパじゃない怨みが
オバマに降りかかりそうである

そのことによって
とてつもない
負のエネルギーをもらい
オバマの政治生命というよりも
オバマの人生そのものにおいて
大きなマイナスを
もらう可能性があるような気がする

それは
暗殺や
政権の転覆など
最近のヒラリーの眉間からは
そういう負のエネルギーを感じる

だから
この時点で
スパッと
最初から選択肢には
入っていないと
ヒラリーに 告げた方が
オバマの人生にとっては
いいような気がする

恋愛でも
借金の催促でもそうだが
断る時は
取り付くひまもなく
スパッと断った方が
相手のためであるし

思わせぶりな態度を取っていると
結局は
自分で自分の首を
絞めることになる

対するマケインは
これから2つの戦いを
しなければならない

一つは
もちろん
オバマ

そして
ブッシュ

ブッシュとは
距離を置かなければならない

だから
マケインは
共和党候補者として
戦うのではなく

ジョン・マケインという
一人の候補者として
売り込んで
戦わなければならない

 

 

 

 

トンネルの先

いままで
なにげなく
していた

一回
一回の
呼吸が
とっても
大切に
とっても
愛おしく
想えることがある

いままで
なにげなく
見ていた

木々の間から射す
木漏れ日の
光が

こんなにも
美しく
心に染みることがある

あぁ〜
世の中は
こんなにも
美しく
素晴らしかったのかと・・・・

そんな時は
肉体的に
最悪のトンネルを
抜け出した時だ

 

 

 

 

6・5 自由という名の樹の下で

自由という思想を
なによりも
大切にする
人々が集まる
国では

かつて
個人の資質ではなく
その肌の色で

大リーガーになれない時があった
パイロットになれない時があった
バスケットの監督になれない時があった
議員になれない時があった

そして人々は
アフリカ系アメリカ人が
主要政党の大統領候補になるなど
夢のまた夢だと
思っていた

しかし
彼だけは違った・・・・・

彼は
自分はできると
信じていた

そして
バラク・オバマ氏は
民主党の正式な大統領候補になった

人種を越えて
国境を越えて
私たちが
彼から
受け取れる
メッセージは
 
自分が
できると思ったことは
できるんだと
言うことだ

始まる前から
自分自身で
勝手に理由を付けて
ブレーキをかけることではなく

できると
言うことに
真っ直ぐに
素直に
突き進めと
言うことだ

彼のライバルは
長いキャンペーン中
自陣のプラカードの文字を
コロコロと何度も変えていたが

バラク・オバマ氏は
自身の理念を掲げた
プラカードの文字を
一度も変えることはなかった

We can do